牡蠣フライ | 精神科医:みえしん院長

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この木曜日は牡蠣フライをいただきました。
先日、的矢から牡蠣を購入し、焼き牡蠣でいただきました。我が家はオール電化なので、蒸し牡蠣といったほうがよいかもしれません。こ
の季節、焼きたてを頬張ったときの風味は牡蠣の好きな人ならぜひ、味わってほしい一品です。 殻付き牡蠣をそのまま鍋に入れて、炊くだけです。七輪などで炭火焼きにするともっと良いと思いますが、我が家は気軽に鍋でやっています。十分です。うちみたいなオール電化でも楽しめてしまいます。
その焼き牡蠣にした残りを木曜日に牡蠣フライにしたのでした。
さて、栄養の話に入りますが牡蠣はご存じのとおり、「海のミルク」とも呼ばれ栄養素が豊富な食材です。
近頃は「亜鉛」「タウリン(アミノ酸の一種です)」「グリコーゲン」を多量に含む事で知られるようになってきました。
特に三重心身クリニックの分子整合栄養医学外来(栄養療法)では、亜鉛を重視します。「亜鉛」は、人体に必要不可欠な栄養素とされて
いますが、なぜ必要なんでしょうか?亜鉛とはDNA(核酸の1つで、細胞の遺伝情報の保存と伝達に重要です)の複製を補助するミネラル成分で、亜鉛が不足すると細胞は活発に細胞分裂しにくくなってしまいます。ですので亜鉛の不足は様々な障害を引き起こします。動物実験でも、亜鉛を与えないと成長が遅く皮膚が荒れてしまいます。人間では亜鉛不足になると、まず味覚障害が生じます。「味が薄くなった、味がわかりにくくなった」というような訴えが起きるのです。また乾燥肌のような皮膚障害、免疫力低下による種々の感染症、そして精子の減少・性欲低下のような症状になります。またストレスに過敏に反応し、うつ状態になったり、怒りっぽくなったり暴力的になることもあります。 また亜鉛はインスリンというホルモンの作用にも重要です。
ちなみに「タウリン」は血中のコレステロールの上昇を抑え善玉コレステロールを増やすとともに肝機能の強化作用があります。「グリコ
ーゲン」は疲労回復に役立ちます。糖尿が心配な方、最近疲れやすいと思われる方にとっては牡蠣は大変良い食べ物です。

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三重心身クリニックは疾患の治療以外に予防医療にも取り組んでいます。
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