院長が自ら行った最新美容治療体験記 -19ページ目

飛ばし屋プログラム始めました️#emsculpt #エムスカルプト #筋肉 #美容医療 ...

座るだけのUモレ治療「インティマウェーブ」学術モニター募集

インティマウェーブ導入にあたり日本人での効果を検証するため、

学術モニターを募集します。

 

すでに行われている本邦の磁気刺激療法の有効性は

女性下部尿路を症状ガイドラインでは

腹圧性尿失禁

 治癒率29~53%、有効率86~94%

切迫性尿失禁

 治癒率20~25%,有効率50~85%

 

海外でのインティマウェーブ(週2回、計6回の治療)の有効性は

 治療後の排尿回数と夜間頻尿の有意な減少(P < 0.01)が確認された。

 尿流動態検査は、基準値に比べ、

 膀胱容量(147±51.3%)、

 最大尿道閉鎖圧(110±34%)、

 尿道機能長(99.8±51.8%)、

 圧力伝達率(147±51.3%) の有意な増加が確認され、

この効果は治療後3週間まで継続しています。

 

 

得られたデータは6月におこなわれる日本抗加齢医学会で発表する予定です。

 

対象(年齢は問いません)

女性の場合

① 咳やくしゃみでもれる腹圧性尿失禁

②  急に強い尿意を感じてもれてしまう切迫性尿失禁(過活動膀胱)

③ 上記両者を合併する混合性尿失禁

未治療の方が対象ですが、他院ですでに治療を受けられているかタモさんか可能です。この場合は2週間すでに受けている治療を中止する観察期間を経てから、治療を開始します。

 

男性の場合

① 切迫性尿失禁(過活動膀胱)

② 排尿し終わってからズボンの中で尿が垂れる排尿後尿滴下

通常、排尿後に尿道に残った尿は尿道海綿体を取り囲む球海綿体筋や骨盤底筋を収縮させ、尿を切るのですが、家庭のトイレが洋式便器だけになった影響か、尿を切る筋肉を使わなくなり、若い方でも排尿後尿滴下で悩んでいる方が増えています。

インティマウェーブはこれらの筋肉を鍛え、使えるようにすることで排尿後尿滴下を改善します。

 

 

治療の評価は

女性は1時間パッドテストおよび問診票

男性は排尿に関する問診票に加え、ED(勃起障害)の問診票

 

治療

週2回、計8回です。

 

治療費(税込)は

通常1回27.500円で、8回で220,000円ですが、

モニター価格で8回132,000円(1回あたり16,500円)となります。

 

女性の無治療の方は予め1時間パッドテストを行って来て頂ければ、初診時から治療も可能ですので、電話で予約をお取り下さい。

男性の場合は問診票だけですので、電話で予約をお取り下さい。

 

すでに治療中の方と、まずは診察してからという方は、診察にお越し下さい。

診察は予約制ではありませんので、診療時間内に保険証をもってお越し下さい。

なお診療時間は月火木金 9〜12時 16〜19時土 9〜12時30分です。よろしくお願いします。

 

モニター条件

募集人数は若干名で定員に達した時点で終了です。

初回治療当日、治療費に加え、預かり金三万円を支払って頂きます。

預かり金三万円は最終治療評価の8回治療3ヶ月後の問診票を記載後に返却をいたします。

 

インティマウェーブについての詳細はこちら

加齢による下部尿路症状の磁気刺激治療「インティマウェーブ」

加齢による下部尿路症状についてのブログも終盤となり、いよいよインティマウェーブについてです。

 

従来からも下部尿路症状の磁気刺激治療は

日本光電のニコウェーブという機械により保険診療で行えました。

 

ただ導入には施設基準があったり、機械が高額な割には保険の治療費が低く抑えられたため、開業医で導入しているところは自費診療で行っているところが多いようです。

ただ出力が低いこともあり、効果が電気刺激治療と大きく変わらないようです。

 

当院に今回導入した「インティマウェーブ」は原理こそ同じ磁気刺激治療ですが、違いは磁気電極がニコウェーブは1個、インティマウェーブは2個で、骨盤底だけでなく腰からも磁気刺激治療を行うことができます。

また磁気の最大出力もニコウェーブが0.5テスラ、インティマウェーブが2テスラと4倍となっています。

 

では実際の治療効果はどうでしょうか?

インティマウェーブで使用される磁気刺激はHITSと呼ばれ、high intensity Tesla magnetic stimulationの略です。

これはインティマウェーブを開発したFOTONA社の登録商標です。

 

 

インティマウェーブには

筋肉、神経、血流に対する3つの効果があります。

 

筋肉に対する効果

HITSは従来から公表されている高頻度反復末梢神経磁気刺激と同義で、筋収縮を誘発します。筋収縮は適用される刺激の周波数に応じた反応するため、持続性を誘導するためには30Hz以上の周波数が必要で、この刺激により誘発された完全に硬直した筋収縮の状態はテタニックと呼ばれます。これにより通常の筋トレでは得られない筋収縮が可能になり、

骨盤底筋が強化され、Uモレが改善します。

神経に対する効果

筋肉収縮に対しては振幅変調(AM)を用いますが、神経変調療法には周波数変調(FM)を用います。インティマウェーブは下図のようにいろいろなパターンで磁気刺激を出し、これを組み合わせることで種々の疾患を治療できるプログラムを提供しています。

 

この神経変調療法により陰部神経と仙骨神経を刺激し、膀胱利尿筋の異常収縮を改善します。

 

血流に対する効果

磁気刺激が血流を改善する効果は以前より分かっています。

今回インティマウェーブの治療前後をサーモグラフィーで撮影して確認してみました。

上が治療前、下が治療後です。

青いほど温度が低く、赤いほど温度が高いです。

だい体の赤い部分が広がり、パンツの部分では赤と黄色が出現し温度が上昇しているのが分かります。

血流が改善することで低活動性膀胱や過活動膀胱の症状が改善します。

 

インティマウェーブの代表的な適応疾患等は下記の様になっています。

  • 尿失禁
  • 骨盤底筋の強化
  • 根治的前立腺摘出術後のリハビリテーション
  • 便失禁
  • 慢性前立腺炎
  • 勃起不全
  • 微小循環の改善
  • リンパの流れの促進
  • 腰痛

 

次回はUモレの新しい磁気刺激治療「インティマウェーブ」のモニター募集について書きたいと思います。

 

座るだけのUモレ治療「インティマウェーブ」については下記をご覧下さい。

座るだけのUモレ治療「インティマウェーブ」

加齢による下部尿路症状の治療

加齢による下部尿路症状の治療は

多くの場合、薬物治療が主になります。

男性の場合は前立腺肥大症が基礎疾患としてあることが多いため、この治療薬であるタムスロシン、ナフトピジル、シロドシン、タダラフィル等がまず用いられます。

基礎疾患がない場合は女性と同じ薬剤を用います。

 

女性の場合、頻尿、切迫感、切迫性尿失禁がある場合は過活動膀胱の治療薬であるβ3作動薬であるベタニスやベオーバ、抗コリン剤であるイミダフェナシン、ソリフェナシン、フェソテロジンなどが用いられます。

 

薬物治療以外には

行動療法として

 ①生活習慣指導

  体重減少(肥満がリスクファクターなため)

  身体活動(運動をする)

  禁煙

  飲水制限(アルコール,炭酸飲料を含む)

  便秘の改善

 ②骨盤底筋訓練

  尿道・膣・肛門を取り囲む骨盤底筋を鍛える運動。

 ③膀胱訓練

  尿を我慢させることにより,蓄尿症状を改善させる方法です。

 

神経変調療法として

電気刺激治療・磁気刺激治療

 体外から電気または磁気刺激で神経機能を正常化します。

当院で従来から行っているウロマスターは電気刺激治療になります。

 

仙骨神経刺激治療

 仙骨神経を直接電極で刺激しますが、体内電気刺激装置を体内に埋め込む必要があります。

 

新しい治療としては

ボツリヌス毒素の膀胱壁注入治療

 ボツリヌス毒素で膀胱利尿筋の緊張を緩和。

 効果は約8ヶ月持続、繰り返し治療が必要。

 

外科的治療としては

 中部尿道スリング手術(TVT手術、TOT手術)

 腹腔鏡下手術など

以上が治療になりますが、それぞれ一長一短があります。

 

手術は身体に負担がかかりますが、長期的な効果を期待できます。

薬物療法は永続的な治療が必要なことが多いです。

行動療法は効果が出るまで続けられないことも多く、効果が出ても定期的に続けていく必要があります。

電気・磁気刺激療法は現在保険適応の機械は効果が弱く、治療を止められないことが多いです。

効果の強い仙骨神経刺激は刺激装置を体内に留置し、定期的に交換する必要があります。

 

次回はUモレの新しい磁気刺激治療「インティマウェーブ」について解説したいと思います。

 

座るだけのUモレ治療「インティマウェーブ」については下記をご覧下さい。

座るだけのUモレ治療「インティマウェーブ」

 

 

加齢による下部尿路症状の原因

下部尿路症状の原因は

加齢,肥満,便秘,高血圧,糖尿病などが様々な下部尿路症状に共通するリスク因子です。

男性の場合はこれに加え前立腺肥大が、

女性特有のリスクとしては分娩,特に経腟分娩や出産回数が

下部尿路症状,特に腹圧性尿失禁,骨盤臓器脱の重要なリスク因子です。

 

サルコペニアとフレイル

サルコペニアとはギリシャ語の「筋肉」を表す“サルコ”と「喪失」を表す“ペニア” を組み合わせた言葉です。加齢や疾患により筋肉量が減少することで、全身の筋力低下および身体機能の低下が起こることを指します。

フレイルとは、日本老年医学会が提唱している「高齢者が筋力や活動が低下している状態(虚弱)」のことです。

つまり加齢等でサルコペニアが継続して起きるとフレイルに陥ると言うことになります。

加齢と排尿障害

サルコペニアとフレイルなどで全身の筋肉量減少に伴い、排尿に関わる筋肉も当然減少してきます。

排尿に関わる筋肉が減少すると、尿が出にくくなる排尿困難、尿意を感じると我慢しづらく漏れてしまう切迫性尿失禁、咳やくしゃみで尿が漏れる腹圧性尿失禁を生じてきます。

 

排尿に関わる筋肉

排尿に関わる筋肉には腸腰筋、腹筋、膀胱利尿筋、骨盤底筋がありますが、腸腰筋、腹筋と膀胱利尿筋は姿勢の保持や排尿時の尿勢に関わっているため、衰えると残尿の増加につながり、低活動性膀胱の原因になります。

骨盤底筋は膀胱、子宮、直腸を支えていますが、出産や加齢により衰えると腹圧性尿失禁を生じます。

また加齢による骨盤循環障害は膀胱虚血を生じ低活動性膀胱、うっ滞で過活動膀胱の原因になります。

 

次回はUモレの治療について解説したいと思います。

 

座るだけのUモレ治療「インティマウェーブ」については下記をご覧下さい。

座るだけのUモレ治療「インティマウェーブ」