日本のペット人口(?)は15歳未満の子供の人口を上回った。そんな中、以下に紹介するようなアイテムがクラウドファンディングで商品化され、ひそかに浸透しているという。「ペットの手元供養に」と謳ったこのアイテムは、在りし日のペットの思い出を中に入れて常に一緒にいるためのペンダント。

ポスター

 公共広告機構が支援する「犯罪者のセリフ」と題するポスターは、とても衝撃的な内容だが、そうかといって敢えてこれに反旗を翻す者もいないのではあるまいか。

 

 

 数日前、Dr.ヒマダーが突然姿を現した。

彼が死んだなどと本気で考えていた訳ではない。しかし、あの賑やかな彼がこうも長く顔を見せないとなると、さすがにただ事ではなさそうだと考えずにはいられなかった。

 とりあえず、Dr.ヒマダーは生きていた。

 「だけど、ヒマダー、痩せたんじゃないか?」

 「大したことありませんよ。まあ、それはそれとして、これから他にも行く所があるので用件だけ伝えて帰りますわ」

 「そういうことなら、その話はまたにするけど。急ぐ用件て何だい?」

 「実はですね、シマちゃん、ぶっちゃけた話、歯周病ってわかります?いや、わかりますよねえ。じゃあ、その歯周病がコロナウイルス感染症に及ぼす影響ってわかりますか?」

 「歯科医は歯周病は万病の元みたいなことを言ってるのは知ってるけど、コロナウイルスとの関連については…改めて質問されると、ごめん、答えられないな」

 「いやあ、そこまで正直に言われると困っちゃうなあ。やっぱりあんたは人が良い、馬鹿が付くほど人が良いってね。シマちゃんなら、きっとそういう答えもあるだろうと思って、資料を持ってきたんですわ。あなたの疑問にお答えしますの第2シリーズにはちょっと該当しないけど、できればたくさんの人に知ってもらいたい、ならば、今じゃ知らない人もいないシマちゃんのブログに載せてもらおうと思いましてね」

 「おいおい、それは無理だよ、俺のブログじゃあ何の役にも立たんと思うよ。それでもよかったら資料を置いて行ってくれよ、個人的にもちょっと興味があるしな」

 「了解。ほんじゃ、たのみます。では」

疾風のように現れて、疾風のように去っていく…Dr.ヒマダーが帰ってきた。

 

彼の残していった資料を基に、「歯周病とコロナウイルス感染症の関係」と題した特別寄稿を掲載することにした。