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2020/10/25

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[人生はロックだぜ!]

 

いろいろな作品や人を通じてそれぞれの生き方

ついて考えてみました、気ままな解説コラムです。

 

 

 

 

 

みなさんこんにちは、Dr.サトールです。

先日(先月?)ヤフーブログが閉鎖されまして、こちらに

引っ越して来ました。

詳細?は日記の方にアメーバのみなさんへのごあいさつ

代わりに記していますので、そちらもご覧下さい

(テキスポから3度目の宿替えです・笑)

 

以下、ヤフーに引っ越した時のごあいさつです。

 

2011/12/31

 

2008年から4年間「テキスポ」というサイトで小説やコラム

執筆してきましたが、先日、突然サイト閉鎖!ということに

なりまして急遽ブログを立ち上げる事態になりました。

 

当面は、これまでの作品を再度こちらで発表することに

なっていくと思いますが、初見のみなさんも多いと思います

ので、本文等にもマイナーな修正を加えながら新たな気持ち

書き進んでいこうと思います。

 

こちらのエッセイカテでは「人生はロックだぜ!」のタイトルで

執筆してきたドラマ、映画等へのコラムが主になりますので、

ライト感覚で気ままに文章に触れたいというみなさんには

お勧めの作品になるのではと思います。

 

 

では、ごあいさつ代わりの記念すべき第一作として、先日

亡くなられました脚本家、市川森一さんへの追悼の意味も

込めまして、

 

NHKの土曜ドラマ

「私が愛したウルトラセブン」

からご案内したいと思います。

http://www.amazon.co.jp/NHK%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E-%E7%A7%81%E3%81%8C%E6%84%9B%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%BB%E3%83%96%E3%83%B3-DVD2%E6%9E%9A%E7%B5%84-%E7%94%B0%E6%9D%91%E8%8B%B1%E9%87%8C%E5%AD%90/dp/B00006JLAF/ref=cm_cr_pr_pb_t

 

 

追記

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今、朝刊を見ていたら、何と本日BSプレミアムで

 

13:40から「市川森一さん追悼番組」

14:40から「私が愛したウルトラセブン・夢で逢った人々」

 

となっていました!(後編「夢見る力」は1月7日放送)

偶然とはいえセブンにはよくよく縁があるものです(笑)

素晴らしいドラマですので、どうか沢山のみなさんに

追悼番組共々、是非ご覧頂きたいと思います。

************************

  

2009/2/25

 

回想私が愛したウルトラセブン

 

みなさんこんにちは、Dr.サトール です。

 

今回はウルトラシリーズの中でも評判のヒット作「ウルトラセブン」の

制作現場をスタッフや俳優の目線で捉えて1993年にNHKで

放映されたスペシャルドラマ

 

「私が愛したウルトラセブン」

についてお話したいと思います。

 

前回、円谷プロのメインライターとして活躍した金城哲夫

(きんじょうてつお)さんについてお話させて頂きましたが、

今回は数あるウルトラシリーズの中でも最高傑作との呼び声

が高いウルトラセブンについて、金城さんを始めとした若い

クリエーター達がどのように関わっていたのかを描いたドラマです。

 

内容は当時の様子にフィクションを織り交ぜた彼らの青春群像劇

になっていて原作は金城さん達と共にウルトラセブンの脚本を担当

した市川森一(いちかわしんいち)さん、物語はセブンという新番組

のニューヒロイン、ウルトラ警備隊のアンヌ隊員(菱見百合子・

ひしみゆりこ、現ひし美ゆり子さん)が新たにキャスティングされる

ところから始まります。

 

時代は昭和42年(1967年)アメリカは人類初の月面着陸を

目指したアポロ計画の仕上げに入っており、最新科学への期待が

膨らむ一方、日本では未だに沖縄がアメリカの支配下にあって

空軍基地からは大型爆撃機が泥沼と化したベトナムの戦場に

飛び立っていました。

 

「ウルトラQ」「ウルトラマン」という大ヒット番組を世に送り出して

日本の特撮ドラマ界の雄となっていた円谷プロの期待の次回作

「ウルトラセブン」の撮影がいよいよクランクインして、明日はマスコミ

への制作発表という日に主演のアンヌ隊員役の女優がシナリオ

作家を自分の車に 乗せたまま事故を起こします!

 

不幸なことに作家は死亡し女優も重傷で急遽アンヌ役を探さねば

ならなくなった金城さん(佐野史郎 ・さのしろうさん)や満田(みつた)

監督(塩見三省 ・しおみさんせいさん)は代役を手配しますが、

これといった女優が見つかりません。
夜になって、満田監督は偶然目に留まった学生アルバイトのゆり子

(田村英里子・たむらえりこさん)に引き付けられ他の候補を独断で

断って、金城さん達のところに引っ張っていきます。

 

このドラマの設定では、ひし美さんは体育大学の1年生でピット星人

(セブン第3話に登場する侵略宇宙人)のスーツアクター(着ぐるみの

中に入って演技する俳優)としてアルバイト参加しているのですが、

実際は既に女優としてキャスティングされており、先にアンヌ役に

決まっていた女優が別の劇場映画出演となったために急遽決定

されたということです。

 

(おかげで、ウルトラ警備隊の制服のサイズがキツめとなってひし美さん

ご本人は「腰がくびれて見えて良かった」と言われていますが・笑)

ともかくも、台詞など言ったこともないゆり子は台本を握り締め、NGを

連発しながらも必死にアンヌという役にのめり込んでいきます。

 

一方、このドラマの主人公、セブン=ダン隊員(松村雄基 ・まつむら

ゆうきさん)は前日からソワソワと落ち着きがありません。実は彼は

付き合っていたシャンソン歌手の直子(なおこ、日向薫 ・ひゅうが

かおるさん)と結婚の約束をしており、この日いっしょに婚姻届を提出

する予定だったのです!

 

しかし、朝からアンヌの件があって撮影は遅れに遅れ、とうとう彼女との

連絡が付かないうちに17:00を回ってしまい区役所の前に駆けつけた

時には既に彼女の姿はありませんでした。

売れない新人時代から面倒を見てもらい、やっと主役の座が巡って来て

彼女と幸せになれると思った矢先に運命は二人を引き離したのです。

 

こういう時に携帯があればと思うのは現代の感覚で、当時はもちろん

公衆電話!(1枚ずつ10円玉を入れるやつです・笑、まだテレホン

カードすらありませんでした)で各家庭に漸く電話が普及したくらいの

時期です。

こういう時に約束の場所に現れない恋人について男女共にいろいろと

憶測をするものなのですね。直子さんはダンが水商売!(みずしょうばい

=料理屋、バーなどの接客業で客の人気で収入が動く不安定な仕事。

日本では芸能人も立派な?水商売と見なされておりますが・笑)

の自分を結局は選ばなかった、自分の方から身を引くべきだという

決断をしてしまいます。

 

自分がそばにいるとダンの今後に悪い影響が出ると。また、ダンも

直子さんが一旦そういう決断をしたらもう取り返しがつかないと、

それ以上彼女を追いかけることを止めてしまいます。

 

これは直子さんの性格もあるし、ダンの性格(意地というか、

やせ我慢というか、一旦自分の下を去った女性を追いかけられ

ないという今の男性には非常に珍しくなった!タイプがまだこの頃

には大勢いたのですね・笑)もあって結局二人はそれっきりとなります。

 

こういうのを縁が無かったと言うのでしょうか?まあ、男の側の

情けなさです。男女を問わずコミュニケーションはよく取りましょう。

 

 

肩を落として撮影所に戻って来たダン、そこには嵐の中を強行軍

(きょうこうぐん)で撮影を続ける満田監督やアンヌ達の姿がありました。

ダンは気持ちを吹っ切ってセブンの世界に専念することを誓います。

 

その頃、企画室では次回作の脚本が行き詰まっていました。何と

事故で死亡した作家がシナリオを半分しか書いていなかったので

急遽テレビ局からやって来たライターの石川新一(いしかわしんいち、

香川照之かがわてるゆきさん、市川森一さんがモデル)が残りを

書くことになり、他方、円谷側も金城さんの部下の上原正三

(うえはらしょうぞう、仲村トオルさん)が自身のオリジナル作品

「300年間の復讐」を脚本化することになりました。

 

奇しくも二人の新鋭作家が徹夜で競い合うことになったのです。

石川さんが引き継いだ「他人の星」は実際に市川森一作品

「盗まれたウルトラアイ」として放映され中々の名作という評価を

受けています。

 

地球という狂った星!をこの宇宙から抹殺するためにマゼラン星

から送り込まれた工作員のマヤはダンからウルトラアイ

(ダンがセブンに変身するために使うゴーグル型のアイテム、要するに

これが無いとダンはセブンになれない訳でダンの弱点でもあり、

敵の宇宙人によく狙われます・笑)

を奪って母星に迎えをよこすように連絡するのですが、やって来た

のは地球破壊のためのミサイル!でした。

 

マヤもまた自分の星から裏切られたのです、全てを悟ったマヤは

ダンにウルトラアイを返します。セブンに変身したダンはミサイルを

破壊して戻って来ますが、既にマヤは煙と共に消滅していました。

 

ダンはマヤを救ってやれなかった自分に悄然とします、同じ宇宙人

として自分ならマヤを理解してやれたはずなのにと。宇宙人としての

セブンは孤独ですね、遠い星からただ一人やって来た地球で平和

を守る為に戦う彼はその意味をどう考えていたのでしょうか?

  

また上原さんが温めていた「300年間の復讐」は日の目を

見ることはありませんでした。これは遠い昔に地球にやって来た

異星人一族が地球人から迫害されて、最後に残った一人が

復讐に立ち上がるという、過去の琉球と日本の関係を思い

させる内容でした。

 

上原さんはどうしても日本に侵略された琉球の歴史を払拭

出来ないでいた訳ですね、ドラマでは一旦出した脚本を自ら

引っ込めた後で金城さんに向かって

「この脚本(ほん)は沖縄の人間にしか分からない、これは金ちゃんに

読んでもらうために書いたんだ。金ちゃんが何かを感じてくれれば

それで良い」と言うのでした。

 

二人の沖縄人はその後各々の道を進むことになるのですが、

それは自らが向き合った二つの祖国に対する答の出し方の違い

だったのかも知れませんね。

 

翌日、マスコミ各社を集めた制作発表が行われテレビドラマ

「ウルトラセブン」が颯爽と始動しました!その後行われた

初号試写

(しょごうししゃ=作品の上がり・出来上がり具合をスタッフが確認する

ための映写会で初号試写はほぼ完成段階で行われるのですが、

神様!円谷英二・つぶらやえいじさんはこの段階でもリテイク=撮影

のやり直し、を命じることがしばしばあったということです!

妥協を許さない真のプロの姿勢ですね。因みに、かのスタジオジブリ

にも同様の強権!を発する鬼がいるということです・笑)

 

で、アンヌは自分や仲間達が作り上げたこの素晴らしいドラマの

出来栄えを改めて実感するのでした。                              

                                   つづく

②視聴率との戦い

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