みなさんこんにちは、Dr.サトールです。

 

今日のニュースで脚本家の上原正三さんの訃報を知りました。

特撮、SFファンにはもう説明の必要も無い、創成期のウルトラを

支えた、故金城哲夫さんと並ぶ偉大な脚本家でした。

 

残念ながら、直接お会いする機会には恵まれなかったのですが

17年に沖縄で行った金城哲夫・古谷敏Wバースデーショーへ

メッセージ(映像、コメント)を送って頂き、とても有難かった

思い出が甦ります。

 

沖縄が生んだ二人の不世出の脚本家が旅立って逝かれました。

今頃は天国で金城さんと共にウルトラマンやセブンの思い出話に

花を咲かせていらっしゃるのだろうと思います。

 

上原さんと言えば、帰ってきたウルトラマンの「怪獣使いと少年」が

よく取り上げられますが、今(漸く?)クローズアップされている

イジメの問題(こんなものはそれこそ古代からあった他者排斥の

典型なのですが)を正面から取り上げ(予想通りの)世間?からの

クレームを受け止めて現場を去られた問題提起の一作だったと

考えています。

 

「私が愛したウルトラセブン」の中で「300年間の復讐」という

少数者排斥のドラマ(脚本)が(案の定)制作サイドからの

クレームで没になるという象徴的なシーンがありましたが

人間として、看過できない差別の問題を正面から取り上げた

勇気ある決断だったと思います。

 

物書き?という仕事は1円の得にならなくとも、書くべきこと

訴えなくてはならない問題に対しては首を懸けてでも主張する

という宿命?というか使命感があるのであすね。

 

当時は見向きもされなかったイジメや差別の問題が、今では

ハラスメントとして取り上げられ、職場でも真剣に議論されて

います。

私の子供時代には想像も出来なかった社会の変化だな、と

(10年ほど前から?)感心している次第です。

 

考えてみれば、奴隷制度や女性蔑視など数百年、千年間も

続いてきた悪習が駆逐され出したのも、この百年位の出来事

ですね。

 

そこに至るまでには、多くの名も無い力も無い庶民の訴えが

継続されてきたという(これも表には出ない)苦闘の日々があった

訳です。

 

私達の周りを見渡しても、まだまだ解決されない多くの問題が

見て取れますが、少なくとも現代は私達の意志で大きな暴力、

権力に対してもNOが言える時代にはなってきていると思います。

 

既に、50年前から声を上げてこられた偉大な先人たちの意思を

引き継いで、私たちも(マンやセブンに愛想を尽かされないような

社会を創れるように)努力を続けていきたいですね。

 

                                   (了)