祈る気持ちで谷への飛行を続けるナウシカの眼下に延々と連なる
赤い光の帯が見えてきました。
赤い光の帯が見えてきました。
「王蟲!」
王蟲は体の前部(頭部?)に幾つもの眼があり、怒ると全ての眼が
真っ赤に発光するのです。これは明らかに怒りに燃えた数百頭の
王蟲の暴走、大海嘯です!
この先は風の谷、このままではペジテの二の舞となって谷の皆が
全滅してしまう!
王蟲は体の前部(頭部?)に幾つもの眼があり、怒ると全ての眼が
真っ赤に発光するのです。これは明らかに怒りに燃えた数百頭の
王蟲の暴走、大海嘯です!
この先は風の谷、このままではペジテの二の舞となって谷の皆が
全滅してしまう!
「いったいどうやって?」
ナウシカが暴走する群れの前方に目を凝らすと何かが飛んでいます
「あれはっ!」
飛んでいたのはペジテの飛行ガメ
ナウシカが暴走する群れの前方に目を凝らすと何かが飛んでいます
「あれはっ!」
飛んでいたのはペジテの飛行ガメ
(甕の形をした飛行マシンで、ヘリコプターのように垂直上昇下降、
ホバリングが出来ます)
で甕の下に何か吊り下げて運んでいます。
「あぁ!!」
何と運ばれていたのは王蟲の子供で、しかも体のあちこちに
鏨(たがね)?を打ち込まれて青い血(体液?)を噴出しています!
「あの子を囮にして群れを呼び寄せているんだ!」
ペジテの戦術の正体はこれでした、仲間に危険を知らせる動物の
本能を利用して大海嘯を引き起こしていたのです。
「(酷い!)」
ペジテの戦術の正体はこれでした、仲間に危険を知らせる動物の
本能を利用して大海嘯を引き起こしていたのです。
「(酷い!)」
意を決したナウシカは甕からの機銃掃射の弾幕をすり抜けると
そのまま中に飛び込みました!バランスを崩した飛行ガメは墜落して
乗員は外に投げ出されました。
やがてヨロヨロと立ち上がったナウシカはゆっくりと王蟲に寄り添い
ました。彼女の服はみるみる青く染まっていきます。
ました。彼女の服はみるみる青く染まっていきます。
「ごめんね、許してなんて言えないよね。酷過ぎるよね!」
そうするうちにも王蟲の群れが近づいてきました。が、しかし
「あっ!ダメ!そっちは谷があるのに!」
何と谷の方から戦車の砲撃が始まり王蟲の群れはそちらに向かって
走り出したのです!クシャナの軍が逆に王蟲を引き寄せてしまいました
「あっ!ダメ!そっちは谷があるのに!」
何と谷の方から戦車の砲撃が始まり王蟲の群れはそちらに向かって
走り出したのです!クシャナの軍が逆に王蟲を引き寄せてしまいました
ナウシカは機関銃を拾い上げると乗員に突きつけました。
「私たちを運びなさい、この子を群れに返します」
「君も死ぬぞ!」
「群れの前に降ろすだけでいい」
ナウシカの眼に彼女の覚悟を感じ取った乗員は要求を受け入れます。
「私たちを運びなさい、この子を群れに返します」
「君も死ぬぞ!」
「群れの前に降ろすだけでいい」
ナウシカの眼に彼女の覚悟を感じ取った乗員は要求を受け入れます。
一方、風の谷ではミトじいから大海嘯を知らされた住民たちが昔の
巨大宇宙船の残骸の中に避難していましたが、トルメキア兵たちは
砲撃にもひるまず突進してくる王蟲の群れに恐れをなして次々に
逃げ出し始めました。
その時、谷の底から巨大な黒い影が這い上がってきたのです。
「巨神兵だ!」
見るもおぞましい、1000年前に旧世界を焼き尽くした怪物の末裔が
今復活しました。
「焼き払え!」
戦車の上に打ち跨ったクシャナが言い放ちました!
ゆっくりと開かれた巨神兵の口元が僅かに輝いたと思った瞬間…
一条の閃光が王蟲の群れに向かって走りました!
今復活しました。
「焼き払え!」
戦車の上に打ち跨ったクシャナが言い放ちました!
ゆっくりと開かれた巨神兵の口元が僅かに輝いたと思った瞬間…
一条の閃光が王蟲の群れに向かって走りました!
「ウワァァァー!!」
まるで太陽が落ちてきたかのような大爆発が起こり、轟音と共に
辺り一面が一瞬で真昼のような光に満たされました。炎に包まれて
吹き飛ばされる数十頭の王蟲の群れ!!
「やったー!」
「クシャナ殿下万歳!」
まるで太陽が落ちてきたかのような大爆発が起こり、轟音と共に
辺り一面が一瞬で真昼のような光に満たされました。炎に包まれて
吹き飛ばされる数十頭の王蟲の群れ!!
「やったー!」
「クシャナ殿下万歳!」
拳を突き上げ口々に叫ぶ兵士たちしかし、残った王蟲の群れは更に
突進を続けてきます!
「なぎ払え!」
尚もクシャナが命じますが、巨神兵の体が崩れ出しました!
尚もクシャナが命じますが、巨神兵の体が崩れ出しました!
「腐ってやがる、早過ぎたんだ」
クロトワが吐き捨てました。体が十分形成されない内に引き出された
巨神兵は細胞が自己崩壊を始めたのですね、僅かに2発目の閃光を
放った後巨神兵はそのまま崩れ落ちてしまったのでした。
クロトワが吐き捨てました。体が十分形成されない内に引き出された
巨神兵は細胞が自己崩壊を始めたのですね、僅かに2発目の閃光を
放った後巨神兵はそのまま崩れ落ちてしまったのでした。
つづく