一方、左馬之助は領内の農民たちを駆り集め、新しい砦
を作る為の労働力として重労働をさせていました
(左馬之助はこうして国力・軍事力を強化し、周辺諸国を
侵略して自分の勢力を拡大するネライがあったのですね)
領民たちが苦しんでいる状況は山にいる忠文さんたちにも
伝わってきました。
「自分が行って左馬之助を斬る!」
と血気にはやる忠文さんですが教育係兼今や忠文さんの
良き相談相手となっていた小源太さんは若様がやられては
全てが水の泡になるという考え
(侍の世界は世襲制:血縁の一族が跡を継ぐので忠文さん
が殺されたらお家再興が出来なくなるわけです)
から先ず自分が行って(既に領内に潜入しているらしい)
花房の元家来たちと合流するのでチャンスを待ってくれと
言い残し山を降りていきます。
が、しかし敵も然る者(さるもの)悪知恵はよく働く左馬之助です
ウワサを聞きつけて領内を家老の犬上軍十郎(遠藤辰雄さん)
に捜索させて花房の残党狩りの網を張っていました。
そんなところへ入り込んで行った小源太さんは直ぐに捕えられ、
いつまでも戻らない小源太さんを心配して砦に潜入した忠文さん
も敵の罠にはまってしまい、明日には二人揃って公開処刑される
という大ピンチに陥ります!
さあ大変!ということで今度は巫女の信夫さんが左馬之助の城
に乗り込んで直接対決!となりますが相手は神様など全然信じて
いない暴君の悪い奴です
「祟りがあるぞ!」
と脅されても全く意に介さず
「祟れるものなら祟ってみろ!」
「祟れるものなら祟ってみろ!」
と信夫さんを斬り捨ててしまいました!
もう物欲、支配欲にとりつかれた人間にはどんな忠告も
耳に入らないもので逆らうものは容赦しません。しかし、
刀で斬られた信夫さんも一旦床に倒れたものの最後の力を
振り絞って(ハッキリした口調で!)呪いの言葉を吐きます
その凄まじい形相といったら周りの家来たちもマジ引きで!
一瞬、
「大魔神はホラー映画か?」
と思ったくらいです(笑)
それほど大ベテラン、月宮さんの迫真の演技なのでした。
これでその後の魔神の祟りが否が応にも悪人たちの心に
刻まれたのです。
はたして、こんな時代にも無神論者はいたのでしょうか?
まあ戦国時代ですから敵を殺すのは何とも思わないので
しょうが神仏の天罰というのは庶民レベルには浸透して
いたようです。
織田信長は神をも恐れぬ男というイメージが強いですが
宗教の布教自体は禁止しておらず武力で自分に敵対して
きた勢力とは(宗教に限らず)徹底的に対決しています。
(まあ宗教などは個人の内心の問題で勝手にやっていろ
というところだったのでしょうか、そういう意味では政教分離
を実践した合理主義者とも言えますね)
つづく