初心者がサルサのペア練習をする時は、初心者同士ではゼッタイにやらない方がいい!
以前の記事でそのようなことをチラッと書きましたところ、その理由について質問を頂たので、解説したいと思います。
理由は、初心者同士でサルサの技の練習をペアでやると、上手くなるどころか、見方によっては下手になってしまうからです。
なぜ、練習すればするほど下手になるのか?
そのメカニズムについて紹介します。
サルサ初心者の男性がサルサ初心者の女性とペア練習しない方がいい理由とは?
それは、男性が最優先して覚えるべきである「リードの仕方」を覚えられないためです。
それだけならまだ良いのですが、場合によっては、「間違ったリード」を覚えてしまうためです。
どうゆうことかというと、初心者の男性と女性の、それぞれの状況を分析すると、こうゆう状態にあります。
◼️初心者の女性の状況
まだリードに対して、どのようにフォローして動けばいいのか、フォローの仕方がまだよく分からない状況です。
◼️初心者の男性の状況
練習しようとしているサルサのワザのリードの仕方がまだ習得できていないため、どのようにリードしたらいいか分からない状況です。
もちろん、分からないから、覚えるために練習するわけなのですが、このように、まだリードの仕方を習得してない初心者の男性が、フォローの仕方を習得しきっていない初心者の女性と、サルサの技をペアで練習するとどうなるか!?
というと、こうなります。
初心者の女性は、まだリードされても良く分からないので(そもそもリードが無かったり、間違っている可能性も高い)、一生懸命男性の動きに合わせようと、リードに従ってフォローして動くのではなく、そのワザの動きを「自分で覚えて」動いてしまいがちになります。
そうすると、女性がサルサを上達するうえで一番大切な、「フォローするスキル」が磨かれません。
というか、下手すると、男性のリードを無視して自分で勝手に動く、「逆リード女」になってしまい、練習すればするほど、下手になる、という悪循環に陥ってしまいまうのです。
一方の初心者の男性は、というと、女性が一生懸命頑張って「女性自身で」動いてくれるので、「リードが無い」、ないしは、「間違ったリードをしている」のに、そのリードの仕方が正しい、と間違って覚えてしまいがちになります。
結果、男性がサルサを上達するうえで一番大切な、「リードするスキル」が磨かれません。
この場合、「リードが下手な男」に育つだけならまだ救われます。
下手すると、初心者の女性は「合わせて」踊ってくれているので、自分のリードは合っている、と思い込んでしまう、「自分はリードで来ている!勘違い男」になってしまうリスクがあります。
そうすると、
「上手く踊れないのは自分のリードが悪いせいじゃなくて、相手の女性が下手なんだ」
と勘違いしてしまい、女性が自分の思うような動きをしてくれないと、自分のリードが問題なのに、それに気付いていないから、女性を責めてしまう人もいます。
そうなると、もはやイタイ男以外何物でもありません。
サルサは、技の動きを覚えて踊る振り付けダンスじゃありません。
正しい男性のリードに合わせて正しく女性がフォローして踊る、即興性の高いペアダンスなのです。
基本のリードをしっかりと覚えれば、女性が知らない技でもきちんとかかるようになります。
逆に、基本のフォローをしっかりと覚えれば、女性は自分がやったことのない技でも、男性のリードに従って即興で踊れるようになります。
初心者同士で練習すると、どうしても動きだけを覚える「振り付け」になりがちな上、最悪の場合は、「リードするスキル」、「フォローするスキル」が磨かれないどころか、逆にスキルが落ちてしますリスクがあります。
これが、サルサのペア練習はゼッタイに初心者同士でしてはならない理由です。
では、どうするのが良いか、というと、
初心者の男性は、サルサのフォローがしっかりできる中級以上の女性と練習すること。
初心者の女性は、サルサのリードがしっかりできる中級以上の男性と練習すること。
です。
そして、上記のような練習ができるような環境を整えるのに重要なのがサルサの先生、インストラクターの考え方になります。サルサを挫折しない為の重要な要素としてそのことについて書いた記事があるので、よかったら併せて読んでみてください。
最後に、僕のおすすめの曲を1曲!
サルサ独特のクララーベって初心者にはリズムがとりにくいのですが、この曲は1拍目と5拍目を強調したベースラインになっているので、初心者にも踊りやすい一曲だと思います。