あらあら、
最近忙しくて、しかも、アメブロに引っ越ししたものですから、(だって、FC2ってYou tube非対応になったんですよ!、信じられな~い)
更新が遅くなってしまいました~

いや~昨日みえた、患者さんは色々ないみで、ミラクルなので、書かせていただきます。

東北の温泉地で、ホテル業を営まれている50代前半女性の患者様は、お買い物に銀座におみえで、
アリュクスでシワ治療を行っている当院をご存知になり、電話をいただき来院。

目的は「目の下のシワ(表情シワ)」だったのですが、当院の予診票には、
頭痛、肩こり、冷え、腰痛、痩せない(ここ最近、急激なむくみ太り)とありました。

そして、問診

最近、重度の胸焼けで、胃酸をおさえる薬を処方されている。
お酒一滴も飲まないのに、最近肝機能障害(GOT、GPT、γ-GTPの上昇)を指摘された
強い便秘
実は、全然眠れない。「眠れないので深夜にリビングでテレビみていいて、『うるせ~』と、ご主人にぶち切れられる。」

頭に浮かんできたのは
「更年期症候群」
「フードアレルギー、腸内細菌異常、バクテリアル(エンドトキシン)トランスロケーション」
です。

頭痛、不眠、代謝の低下 は性ホルモン低下が疑わしく、

むくみ太り、冷え、重度の便秘、重度の胸焼け、肝機能障害は
「フードアレルギー、腸内細菌異常、バクテリアル(エンドトキシン)トランスロケーション」を想起させます。

そして、質問

「もしかして、足の裏とかに「ぶつぶつ」や「ジュクジュク」ありませんか?」
「はい、奈美悦子がなった、ショウセキ~~っていわれました。」
「掌蹠膿疱症(ショウセキノウホウショウ)ですね、これ腸内環境の病気です。」

「胃酸抑える薬、飲み始めたら、むくみ、胸焼け、その足のヤツ、悪くなったでしょう?」
「はい、むくみは、薬のみはじめてからで、主人に『おかしいからクスリのむのやめろ』っていわれたんですぅ、先生なんか、話してもないのに、なんでわかるんですか~コワい~」

「まさか、膝とかもいたくなちゃてます?」
「え~それも関係あるんですか~ひぃ~」

そして、種明かし、
「更年期症候群の重症なヤツですね、頭痛までいくと、ホルモン補充は女性ホルモンと男性ホルモンを併用することになります。ですが、肝機能障害が出ているので、肝臓に少なからず負担がかかる女性ホルモンは見合わせて、男性ホルモン補充をメインでいきましょう。注射でいきます。2~6wに一回症状みながら、クスリの種類も使い分けていきますが、睡眠障害に関しては、今日から30代の頃のようにねられますよ。(笑)」

「あとは、腸が問題ありますね、以前から便秘があり、誘因はハッキリしないのですが、腸の中の細菌のバランスが大きく崩れていて、善玉菌が減少、悪玉菌が増して、悪玉菌の出す毒素などによって、腸管のバリアが障害されて、未消化のタンパク質や毒素が血流に入り込み、慢性的な抗原抗体反応による炎症と肝臓への毒素の負荷がおこっています。」
手のひらを手にとりながら
「手が赤くて、パンパンでしょう。末梢の冷えやむくみ太りは、慢性的に炎症がおこっている症状の一環です。おシリの穴も時々かゆくなりませんか?」
「はい、そのとうりです。ひぃ~、先生にあえたのも縁ですね~
「そうですね、普通のシワ取りのクリニックでは素通りするところですからね。」
「腸がザル状態になっているので、腸管の修復をしながら、腸内細菌バランスを整える、mdfoodというものを飲んでいただきます。あと、抗体が形成された食べ物は、一定期間除去する必要があるので、食べ物の遅発型アレルギーの検査をします。」
「先生、食べ物のアレルギー以前、全く問題ないといわれましたが、、」
「日本でやっている食物アレルギー検査はIgEという即時型アレルギーの検査です。ぼくは、それよりもゆっくりおこってくるIgGという遅発型アレルギーを問題視しています。残念ながら海外の検査機関しか現在はやっていません。血液検体を海外に送ります。」
「そうなんですか~、是非お願いします。」
「肝機能も、腸がザルになっているために、悪玉菌の出す毒素などが、肝臓にダメージを与えている可能性があります。ヒドイケースが細菌自体が肝臓にいって炎症をおこすこともあります。」
「そうですが、お酒もやらないし、クスリも飲んでなかったんで、おかしいとおもっていたんです~」

そして、採血がおわり、帰り際、その女性が肩のあたりをポリポリ、、

「それも、フードアレルギーですよ、きっと」

「ひぃ~」と、喜ばれて帰っていかれました。

まさに「機能性医学な患者様」でした。
もっと、この医学を必要とする人に届くように努力しなくては!

心当たりの方は、アンサークリニック銀座まで、お気軽にお問い合わせください。


あっ、モチロン、胃酸をおさえるクスリは、消化不良を助長、フードアレルギーの増悪因子なので、必要最小限の使用を主治医の先生にお願いしていただくように、お伝えしました。