「This is it」観に行った。
マイケルのロンドン公演リハーサルを収録した映画。
終った後にこんなに余韻の残る映画は久しぶり。
「誰も見たことのないステージを…」それは想像以上のものだった。
一流のダンサー、ミュージシャン、スタッフ…これぞプロフェショナル。
こんな素晴らしいステージを作ろうとしていたんだ。
2時間…彼らの一挙手一動に釘付け。
そしてマイケル…彼の遺伝子の中には音楽が組み込まれている。
エンディング…気がついたら涙が出ていた。
このステージをもっと見ていたいと思った。心から・・・
リハーサルでこれだけの出来栄え。
本番になって彼らが100%…いやそれ以上のエネルギーで挑んで観客と一体になったら
どれ程のものになっていたんだろう。
せめて1度でも、このステージをやらせてあげたかった。
今となっては幻のステージになってしまったことが残念で仕方がない。
マイケルの死をニュースで見たとき、あぁそうなのかと…マリリンモンローやプレスリーの死がそうであったように
私の中では、彼らが年をとった姿が想像できずにいた。マイケルもまた然り。
でも、この映画を観て…マイケルは50歳だよ。しかし彼の動きや歌声には今でも十分惹かれるものがある。
60になろうが、70であっても…彼ならやっていったのかもしれない。と思った。
まるで修行僧のように静かで、まっすぐで高いところにいる人のように感じたし、愛を感じた。
顔が崩れようが、心無いマスコミにさらされようが…彼は生きて愛と平和を伝える人でなければならなかった。
しかし皮肉なもので、マイケルが死んで「This is it」は世界中で放映されている。
こんな私でも垣間見ることができている。彼が死ななきゃ私は見ることなんてなかったと思う。
「This is it」とてもいい映画でした。是非多くの人に見てほしい。
マイケルの最後のステージとメッセージです。