大手塾を比較すると、特に低学年のカリキュラムは、塾によって大きく異なることに気付きました。
特に思ったのは、関西は低学年からガチであるということ。
幼児からしょうがく社(小3まで)に通い、どこかのタイミングで浜学園に移るというのが灘中に入る王道と思います(関東人のため多少認識がずれているかもしれませんが)。一方で関東では開成や筑駒に入るための幼児期からの王道の道というのは確立されていないように思います。
先日、関東の浜学園である駿台・浜学園の説明会に行ってマスターコースおよび最高レベル算数の低学年のテキストを見てきました。また、我が家はサピックスに通っていますので、サピックスの低学年のテキストはよく知っています。
両者を比較すると、以下が私の感想です。
算数
- 浜学園・・より進度が早く難易度が高い、受験勉強に直結しそう
- サピックス・・難易度は低い、パズルのような問題が多く直接受験には関係なさそう(しかし、低学年で勉強になれていない子でも無理なく入っていけそう)
国語
- 浜学園・・物語文だけでなく文章自体の難易度が高い、テキストの文字が小さく低学年の子にはとっつきにくそう
- サピックス・・物語文が中心、難易度は高くないが文章が長く、記述も多い、テキストの文字が大きく低学年の子にとっつきやすい
サピックスは「勉強は楽しくやりましょう、低学年のうちに勉強嫌いにならないでね」というメッセージが感じとれます。実際に我が家の次男も週1回のサピックスをとても楽しみにしています。
浜学園は難しい問題でも楽しんでできる優秀な子が、より一層しっかりと伸びていくシステムなのかなと思いました。灘を目指す進学塾であることを考えれば当たり前かもしれませんね。
以上から、小3までのカリキュラムだと小4になった時点で大きく受験算数における実力差ができそうと感じました(もちろん浜学園の方が上ということです)。
ただ、一方で深く考える力、パズルのような問題に対応する力を身につけるのはこの時期しかありませんし、勉強が嫌いになってしまっては元も子もないのも事実です。一方で、今やっているサピックスのパズル的な問題ばかりでは、受験算数の力がついているとは思えません。
小1のこの段階で浜学園の低学年の状況も知ることができてよかったと思います。
今後の勉強内容を再検討するよいきっかけとなった気がします。
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