2次と3次とミステリと

2次と3次とミステリと

子供の頃からのミステリオタに加えて2次元(アイドルマスター)と3次元(仮面女子)にご執心

Amebaでブログを始めよう!

近所のお気に入りワインバーで、先月から開催されるようになった読書会。

 

2回目の今回から、課題図書を読んでの参加ということになりました。

 

課題図書は、タイトルだけは知ってるけど食指が伸びなかった純文学(?)の『ライ麦畑でつかまえて』の新訳版。

 

未読だったため、まず白水社版の方を読み、それから村上春樹訳の方を読むという、書評家みたいな読み方をしてみました。

 

読書会に参加してみると、参加者はバーのマスター(女性です)含め5名。うち2名は女子大生。その片割れが課題図書の推薦人だったのですが、なんと当人は読み終えていないという事態。

 

真面目に読んだワタシがバカでした……。

 

だって、この本。けっこう苦痛だったんですよ。

 

なんせ、16歳の男子高校生が主人公で、彼の一人称で語られていくのですが、考えてること言っていることが一人前のくせに、行動には移せないという臆病者。寮生活をしているものの、学業不振のため退学になり寮を飛び出してしまう。行く当てもなくあちこちをフラフラと彷徨い、タバコを吸って酒を飲み、年上の女をナンパして失敗し、勢いで頼んだ商売女を前にして自己紹介をする始末。

 

大人や世の中をdisっているかわりに、尊敬できるのは早世した弟と、小学生の妹だけ。

その妹に「いちばんやってみたいことは?」と聞かれ、「崖っぷちにあるライ麦畑で遊んでいる子供たちを、落ちないようにキャッチすること」なんて言ってしまう(これがタイトルになってるわけですが)。

 

「タイトルと内容が乖離している名作ナンバー1」ということで、読書会の結論が出ました。

 

その後、ミステリ好きの参加者と雑談に花を咲かせ、次回の課題図書を決めてお開きになりました。

 

次回は私の推薦図書、『江戸川乱歩傑作選』(新潮文庫版)です。

ワタシの家には、至るところに本が散らばっている。自慢でも何でもなく、地震が来れば宙を舞い、読みたい本は読みたい時に限って見つからない。

 
それもこれも、蔵書管理の不徹底がなせる業なのでしょう。
 
{A8C0B03C-361C-44EB-87E0-F6BA9067B170}

これが枕元の蔵書マウンテンです。
 
大地が揺れれば顔面直撃間違いなし!
 
今夜は休前日ということもあり、かなり酔っぱらってます。
 
このへんでドロンするのが吉でしょう。
 
ではまた明日。
なんとまあ、どれだけ放っておいたものか。このブログ。

しばらく「読書メーター」でばかり活動していたのですが、あちらは書き込める文章と掲載できる写真の容量が小さく、一定期間を過ぎるとログが消えてしまう仕様になっているため、使い勝手がイマイチと感じることがあります。

で、このたび、蔵書の山(正確には段ボールの山)を何とかしよう、と思い立ちました。

備忘録として、アメーバ再開! という流れでございます。

現状を説明しておきます。

いまの住まいは2LDKの賃貸。家人とワタシの二人暮らし。

北向きの8畳くらいの部屋が物置になってまして、その部屋の半分くらいが蔵書の段ボールです。

昔はスーパーからもらってきた段ボールを使い、無造作に本を放り込んでいたのですが、いかんせん無駄なスペースが大きい。

仕方がないので、いろいろ検索したところ、本専用の段ボールが売られているということで、購入。

我が家の蔵書の9割以上は文庫本です。ざっと数えてみたところ、おそらく3000冊以上はあるのではないでしょうか。

ぴったりと収まる段ボールに入れたまでは良しとしましょう。でも、その段ボール(横44センチ×2段。1つの段ボールに背表紙の幅で88センチほどの文庫本が入っている)が60以上もあります。

当然その段ボールは上に重ねていくことになります。

現在段ボールタワーは、6列×12段くらい。

読みたい本があっても、12段積みになった最下段の本など、おいそれと取り出すことができません。

この状況をなんとかしなくてはなりません。

ワタシの頭の中で、本棚プロジェクトが始動しようとしています。

では、また次回に。こんどは段ボールタワーの写真も掲載したいと思います。
更新です!

ずっと放置してきたのに、久々の再開をする気になったのは、ミステリのおかげ。

昨夜から今朝にかけて、ミステリのオフ会で合宿をしてきました。

MYSCON11 です。

全国の(?)ミステリ小説ファンが集い、熱く語り合う一夜。

4年ぶりの再会もあり、新たな出会いもあり、あっという間のオフ会でした。

最初は参加者全員を5つの班に分け、「リアル脱出ゲーム」

ミステリ好きの集まるオフ会だけあって、出題者も気合が入っており、簡単に答えが出るものではありません。全員で知恵をしぼり、「これだ!」という答えが出たものの、間違えており、制限時間では解けませんでした。あと一息のところだったのに、惜しかった。

次は分科会です。読書会(初参加!)のお題は山田風太郎:著『妖異金瓶梅』

妖異金瓶梅 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)

¥940
Amazon.co.jp

けっこう際どい内容にも関わらず女性参加者もいて、途中までしか読んでいない方、未読の方もいたにも関わらず、ネタバレ&エロティックでディープな議論が戦わされました。いやあ、読書会って面白い! これからは積極的に参加しようと思いました。

その後はドラフト形式の「オリジナルアンソロジーを作ろう」というトークイベント(?)に参加。こちらも楽しく、読んでみたいアンソロジーばかりでした。自分の読書量が圧倒的に足りないことを自覚し、もっともっと読みたい気分にしてもらいました。

いちばんステキだったのは「大根奇聞でいい気分」。感動的な短編、島田荘司の「大根奇聞」をラストに配置し、それまでは最悪の読後感の短編を並べるというもの。アンソロジーを編纂するときは、こんなトータルコンセプトとバランスを考えるんだなあ、と感慨もひとしおでした。

その後、「人狼」やその他のボードゲームの時間になり、会場の反対側では、出されたお題にみんなで回答するゲームをやっていました。どっちつかずでフラフラ見学していましたが、どちらも面白く、気が付いたら深夜(というか未明)になっていて、眠気と疲れの限界で部屋に戻りました。

3時半就寝の6時半起床、同室の男性が超弩級のいびき、という悪条件でしたが仮眠程度の休息をとり、東大前から日暮里まで、いくらか涼しい時間帯のウォーキングをしました。

電車に揺られて帰宅。朝ごはんを食べたら眠くなり、ああ気づいたら夕方。

とても有意義な週末になりました。

もっと本を読もうっと!
ワインとは無縁の生活を送っていましたが、先日ふとしたきっかけで購入したワインで覚醒してしまいました。

心に火が付いたワタシは、初心者向けの解説書を買い、いろんなブログを読みあさり、近所の酒屋に日参する毎日です。

恵まれたことに、近所には結構な品揃えの酒屋が少なくとも2店あり、手ごろな値段の良質なワインがゴロゴロ置いてあるのです。

それと、忘れてはいけないのが、全国的な知名度は低いものの、北海道と茨城に偏在しているコンビニ「セイコーマート」の存在。コンビニにあるまじきワインのラインナップで、少なくとも20種類くらいのワインが置いてあり、しかもそのほとんどがワンコイン(500円)で買えてしまうという始末。品揃えのレベルも高い。セブンイレブンのワインがゴミに思えてしまうほど(←言い過ぎ!)

今までは全くといっても過言ではないくらいワインに興味がなかったので目に入らなかっただけで、今となっては「こんなお宝の山が近所にあったのね!」状態です。

最初から飛ばして高いワインを飲んだところで、基礎知識がまるでなっていない状態では豚に真珠なので、安ワインから始めているところ。

しかしこれがまた奥深い世界で、一生このレベルでいいんじゃないかと思えるくらい。このレベルってのは、1本500円くらいのレベルってこと。

というわけで、今後はワインを主体とした日記を書いていきたいと思っております。

今までのネタも忘れてはいませんよ。

それでは、よろしくお願いします。