本当に本当に楽しみにしていた映画『去年の冬、きみと別れ』。
絶対に初日に行く!と決めていました。
少しでも早く見たくてしょうがなかった。
初日舞台挨拶は見事に全滅してしまったので、
東京にいるのにLVってー(´•ω•`)と思いながらも、
3月10日、LVで見届けてきました。
 
せっかくなのでTOHOシネマズ六本木ヒルズへ。
 

 
なんでせっかくなのかって?
 
 
みなさんこの階段、見覚えありませんか?
 
 
ここです、ここ。
 
 
そう!
ボインの時のあの階段なんですー!
 
 
1度は行ってみたかったのでどうせなら…と思ってね♡
 
 
しかもTOHOシネマズだからgnymのお出迎え付き♡
 
 
最高♡!
しかも確か翌週の金曜日3月17日のANNで健ちゃんが
「グレイテスト・ショーマンを六本木の映画館に観に行った」
って話してて!調べたらここの映画館っぽい!!
ご自分のお出迎えをどうお思いになったのか♡!
 
六本木というお土地柄邦画なのに英語の字幕付という
なんとも奇妙な感じの上映でしたが、ここでよかったかなと♡
(さすがに舞台挨拶は字幕なかった。)
 
 
 
以下、『去年の冬、きみと別れの』感想です。
ネタバレ含みますのでご注意下さい!
 
私は映画って、原作ファンに認めてもらえるのも大切かもしれないけど、原作を知らずに観ても面白くないといけないと思っていて。普段は映画化が決まったからといって原作を読んだりすることをむしろしないで観に行くようにしているんだけど、『冬きみ』は撮影当時のガンちゃんのブログからただならぬものを感じていたので、どうしても気になって読んでしまいました(笑)
1回目原作を読み終えた時は結末は分かったはずなのに頭の中が混乱して、理解しようとすればする程混乱して、どうしようもなかったのですぐさまもう1回読み始めた。そうして読み直した2回目のなんとおもしろいこと(笑)!1回目に「ん?」と引っ掛かっていた部分は見事なまでに全てが伏線で、それらをひとつとして残さずかっさらわれながら読み進めた先のあの爽快感!!あの気持ち良さは初めての体験だった。結末を知っている2回目の方がおもしろいってどういうこと!?と(笑)と。同時に、ズーンと重い物が心に残り、なんともやりきれない気持ちになったのを覚えてる。
 
原作を読んでいたから、映画のキャストの設定や役名が発表された時はすぐ違和感を覚えた。1番違和感があったのは耶雲の婚約者の名前。百合子って…原作を少し変えているとしても意味なく使えない名前だろうと思った。山本美月さんと浅見れいなさんのお顔立ちもどことなく似ているような気がしたので(原作読んでる人には分かる)、騙されるポイントはやっぱりそこなのかなぁ?と予想してた。そして編集者役は北村一輝さん。“そこ”は原作通りだと思っていたので、後半の変貌ぶりにハマリ役だと思っていました。“そこ”がまさか!まさかガンちゃん演じる耶雲恭介になっているとは!!劇場で気づいた瞬間は思わず「はぁああーー!」と結構大きめの息を吐いてしまいました(笑)!!だってもう予想外すぎて!!ガンちゃん、安心して!すっっっっっかり騙されたよっ(笑)!!そこから先はもう、耶雲がどうなっていくのか分かるので、ガンちゃんの演技が楽しみで楽しみで楽しみで!ずっとゾクゾクしながら観てた!そしてようやく、撮影当時の、あのただならぬ感じの理由が分かったよ。まさか耶雲がこの立ち位置だったなんて…そりゃあ大変だっただろうって。゚(゚´Д`゚)゚。胸がいっぱいになりました。表情、台詞の言い回し、纏う雰囲気。とにかく緻密で、何かひとつでもほんの少しズレてしまっただけで違和感が出て崩壊してしまう複雑な役所。だけどそこには、最初から最後まで生々しいくらいリアルな耶雲が存在してた。浮いてるとか壊してるとかそんなことは全くなくて、あの役者陣の中でも主役として耶雲の感情が1本、確かな軸として突き刺さってる感じだった。ファンとしての贔屓目なしにすごかったです。

北村さん演じる小林からものすごい怒号を浴びせられるシーンでは、画面越しでもこんなにすごい迫力だったから現場ではその何倍も圧がすごかったと思うのに、全く何も感じないといった様子で、感情をなくしたまさにバケモノとして立つ耶雲がそこにいた。あの北村さんに負けてない!と感動したし、ハイローシリーズを通して岩城さんや岸谷さんといった大御所俳優のみなさんと悉く対峙させられてきたコブラとしての経験がこういう所にも活きているのかもなぁと、ガンちゃんの役者としての歴史が深まっていることにも嬉しくなった。

 

そしてエンドロール。画面いっぱいのアップの後、ただひとつ、最初に、画面下から上がってきた“岩田剛典”。こんなに難しい役を任せてもらえるようになったガンちゃんの大躍進が本当に本当に本当に誇らしくて嬉しくて!!!!ぐっと胸に込み上げるものが本当に大きく、目が潤んでしまいました…本当に嬉しかった!!!


初回はストーリーについていくのが精一杯で、正直あまり細かい所まで観られなかったです。でも、自他共に認める役者・岩田剛典のファンで特に目の演技が好きな私に、ガンちゃん自身も拘った難しかったと言ってた耶雲の目は、見終わった後もずっと印象に残ってた。

最後、耶雲は死んじゃうのかなぁ?百合子に「生きろ」と伝え、告白をされても一緒に生きる道を選ばなかったのはやっぱり…自分は死ぬつもりだったのかなと考えてしまいます。この映画を“究極の純愛映画”とするなら、最後は死ぬというのが正解な気もするし…。悲しいけど、やりきれないけど。

 

m-floの主題歌neverも、観に行くまではやたら「好き」というフレーズが残って違和感があったけど、見終われば納得。やっぱりこの映画はものすごい純愛・一途な愛の話なんだね。一線を越えられる程こんなに人を想えるのもすごいし、想ってもらえるのは羨ましいと素直に思いました。だからこそ…んーっ!やりきれない(´;ω;`)!原作に比べて人形のくだりとかばっさりカットして分かりやすくなってる分、観終わった後余計に愛の重さがズーンと残りました…。

 

あと3回は観に行く予定が決まっているので、2回目以降はもう少し細かいところまで観たい。

 

 

舞台挨拶では土村芳さんが初登壇。
今まで上映後の舞台挨拶にも登場してなかったけど、
初日だし解禁になったのかな?
耶雲が犯人とは思ってなくてもあのポスター怪しいなと思ってたけど、
 
 
やっぱり抱き締めてるのは美月ちゃんじゃなかったね!
終始客席を見渡して反応を観ているガンちゃんの姿が印象的でした。
本当に反応が気になってるんだろうなぁ。
とりあえずはガンちゃん!初単独主演映画公開おめでとう♡♡!!
きっとこれからどんどん飛躍していく役者人生にとって、
この作品はものすごく大きなものだと観て確信しました!
表現が陳腐で申し訳ないけど本当にちゃんとした映画だから、
ガンちゃんの人気にあやかったアイドル映画なんて食わず嫌いせず、
たくさんの人に観てもらいたいなぁ。
きっとそう遠くない未来に観てないことを後悔すると思う!
そんな作品です。
 
 
 
帰りに再び階段を(笑)
 
 
赤い絨毯敷いてて欲しかった(笑)