私は、おじいさんに近付き
「あの~すごくお上手ですね」
と声をかけた。
おじいさんは、手をとめて振り返り、
「ん?あっ、こんにちは」
とニコニコ笑顔であいさつしてくれた。
「キーボードが好きでね~、孫のお守りをしながら遊んでるだけなんだよ」と言って、
「どんな曲が好きですか?」
と聞かれたから
「なんでも好きです。ジャズも好きだし、クラッシックも…なんでも好きです…」
と伝えると
「じゃあね~知ってるかな~」
と言いながら、キーボードのボタンを押して曲を弾き始めた♪
聞き覚えのある曲、何だっけこの曲…?子供の頃、母がよく聴いていた…確か、金髪の外人さんがアルバムの表紙に載ってた。母の好きな曲。
なかなか思い出せないでいると、
「この曲知ってるかなぁ~?リチャードクレイダーマン」
あっ、そうだ!
思い出した。
「はい、知ってます。私の母が好きでよく聴いてました」
と言うと、
「お母さんが好きな曲なんだね。この曲は、ピアノで弾く方が本当は良いんだけどね」
と言いながら弾いてくれた。
すばらしい

感動炅
私は、拍手獷しながら、母がこの曲を聴きながら掃除をしていた子供の頃を思い出した。母は、クラッシックが好きでよく聴いていたこと、有名なオーケストラが来日すると、よく連れて行かれたこと…懐かしい…
少女の頃。
おじいさんは、それからジャズやクラッシック、洋楽を3曲ほど弾いてくれて
「音楽は、好きですか?」
と私に言った。
「はい、大好きです。」
と言うと
「音楽は、良いよね。いつまでも色あせないし、その人の人生のいろんなシーンを思い出させてくれるからね」
と言ってニッコリ微笑んだ。
「そっ、そうですよね。ちょうど今、子供の頃を思い出してました。」
おじいさんは、笑いながら
「じゃよかった私はいつもここで遊んでるから、また声をかけてくださいね」
と言ってくれた。
なんてステキなおじいさんなんだろう

「はい、ありがとうございました。今度は母を連れてきます」
と伝えて帰った。
おじいさんの演奏の素晴らしさと人柄に、すごくあったかな良い気分だった
あれだけ弾けたら元プロなのかな~などと考えながら帰路についた。
つづく~