前回のあらすじ
建売見つからねぇ!じゃあ、中古住宅ってどうよ?
最近、YoutubeやInstagram、Twitterでもよく取り上げられていますよね…
中古住宅をリノベーションする!
みたいなヤツ…
『すげー!DIYでこんなことまで出来るんやー✨』と、目を輝かせながら動画を見ていましたが、
理想の建売住宅が見つからない今、他の選択肢に目移りしてきました。
条件のいい中古物件を見つけて、リノベーションしたら安く収まるんじゃね?
営業の花さん
「それなら、良い物件ありますよ!
- 築約22年
- 5LDK
- 私さん希望の学区内
- 庭付き
- IH・カウンターキッチン・太陽光付き
- オール電化
- 駐車場3台付き
- 閑静な住宅街
- 土地面積264.48m2、建物面積160.51m2
中古物件の弱点…
中古住宅にも、弱点があるのだ…
例えば外壁。大体10年に1度メンテナンスをしなければならない。(この辺りは近年は違うかも)
屋根も10~15年に1度メンテナンスをしなきゃいけない…
また、断熱性能に関しても家が作られた当時の基準で作られているので、今の基準をベースに考えたらどうしても劣る。
ZEH水準?ナニソレ、美味しいの?・・・です。
一応2000年代に建てられた住宅に関しては、住宅性能表示制度がスタートしてるらしく耐震性に関してはある基準は確保されてるらしいです。
詳しくはこちら↓
勿論、リノベーションをするにあたっても補助金は出ます。・・・が!どこをどうリノベ施工するべきか、購入前時点ではわかりかねます。
※ホームインスペクターなる人を入れるかどうかも視野に入ってくるかも?
安く済みそうなものを買うか、現状、新しいものを買うか
どっちなんだい!!!
・・・うーん、うーーん・・・甲乙つけがたいな・・・・・・と悩んでいた所、
夫「確かに、魅力的でしたね。ところで、
中古住宅を購入して、解体した上に新しい上物を作った時の費用ってどうなりますか?
いや、今見たこの建物を壊すとは言ってないですよ!?
リフォーム代1000万円の場合結局のところ3000万円必要じゃないですか。
それならいっそ、良い土地の安い中古住宅購入して、その中古住宅をを潰して、上物新しいのを建てたら安く収まるのかなーって」
ちょっと、何か言い出したぞ!?
でも、確かに良い土地があれば上物は何とかなれーできるやもんな。(できるのか?)
えっ、花さん…ちょっと固まってますけど、大丈夫ですか?
「確かに、土地代だけ見れば安い物件を購入するというのはありだと思います。
中古住宅を壊して、更地にするための補助金もあります。
ですが、それ以上に解体費用が高騰してるんです。」
私「えっ?解体費用も値上がりするんですか⁉」
「意外ですよね。
壊した後の木材や鉄材、コンクリート片など家から出た廃棄する資材の運搬費や処分費用が物価高の影響を受けてるんです」
「例えば、立地の良い土地が住宅付きで売り出されていたとします。
土地自体に付加価値がついていれば、 解体費用>土地代 として購入される方はいると思います。
ですが、主要道路から離れたり、入り組んだ住宅街にある土地に住宅付きで売り出されていたとします。
更地にすれば売れるかもしれませんが、中々しないのには理由があるんです。
わかりやすい理由は税金対策ですね。建物があれば税金が安くなります。
なので、売れるかどうかわからない時点で住宅を解体費用を出したくないというのもあるんですよ。」
「ということで、中古住宅を購入した後にかかる費用はふたを開けてみないとわからない、これが中古住宅のメリット・デメリットです」
夫「・・・わかりました。もう一度考えてみます」
夫、撃沈…。
花さんの言いたい事はすごーくわかる。
中古住宅のメリット、デメリット・・・分かり易くて、でも、私さん達のニーズに合ってないんじゃないか?と教えてくれてる…。
確かに見学したこの中古住宅に関しては本当に良い家で、
建てる時に相当お金かけたんやなぁとわかるくらいには広いし、お庭にも内部にも手が行き届いてる。
ただ、リフォームする許容するか否か。
そんなことを考えながら帰路に就くのでした…。
夫「あれ、花さん…。あの土地、空いてるんですか?」
「えぇ。注文住宅用で広めの土地を押さえてたんです」
夫「土地を購入した上に、建売住宅の上物って、置けたりしませんか…?」
次回、「土地を見つけた」