Drop Sceneにはまだ早い

Drop Sceneにはまだ早い

歌詞とライナーノーツ

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君にずっと言えなかったことがあって

それは別に隠していたわけじゃなくて

 

ふとした瞬間に 言えたら良かったのに

まったく隙がない  君だったから

 

「言葉にしなきゃ分からないでしょ」

悪戯っぽく君が笑うからさ

「ううん、別になんでもないよ」

いつも決まって応えてしまうのさ

 

君はずっと気付いていないふりをしていて

それで特に不都合もなかったわけで

 

恋した瞬間に 言えたら良かったのに

何の自信もない 僕だったから

 

「言葉にしなきゃ分からないでしょ」

悪戯っぽく君が笑うからさ

「ううん、別になんでもないよ」

いつも決まって応えてしまうけど

 

夜が明けたら 王子のように

隣で寝てる君をさらっていくさ…

なんてね。

今にも溢れ出しそうな感情は
大学ノートブックスにペンを走らせて

後で読み返すためにと丁寧に
綺麗な文字で書く必要は全くない

時計の秒針が
刻々と時を刻んで
Time is running out
壁掛けカレンダー
×で埋め尽くされていって

夢だけ追いかけ続ける人生は
想像以上に苦しいものと知って

現実に居座るだけの人生も
想像以上につまらないものと知って

時計の秒針が
刻々と時を刻んで
Time is running out
壁掛けカレンダー
×で埋め尽くされていって
Yeah I know time is running out

それだけで満たされて
でもいつか息絶えて
それからは知らないって振り切って
どう思う?僕は問う
まだまだ足掻きたいから

いつの日か報われて
でもそれまでどうやって
生きていけばいいの?って駆けだした
僕はこう、強く思う
このままじゃ死ねないから

生憎だった、この土砂降りの雨に
溶け込んだ憎悪を転がす傘の上

突然だった、あの事件を今でも
引き摺っている僕が赦せなくって 

でも

時計の秒針は
チクタクとビート刻んで
Time is running out
壁掛けカレンダー
昨月のまま貼ってあって
Yeah I know time is running out 
I know...

よろこびで満たされて
かなしみが息絶えて
それからは知らないって振り切って
どう思う?僕は問う
まだまだ足掻きたいから

いつの日か報われて
でもそれまでどうやって
生きていけばいいの?って駆けだした
僕はこう、強く思う
このままじゃ死ねないから

 

さあ行こう そうさ僕らには

もう残り時間がないから

君は泣く 薄汚れたオレンジの向こうで

今日も君は泣く かすれたファルセットが街を濡らす

 

君は泣く 崇められた文明の向こうで

今日も君は泣く 壊れたメトロノームが街を揺らす

 

君は行く    薄汚れたオレンジを塗り替えて

きっと君は行く    誰かのエンドレスが街に失せる

 

君は行く    崇められた文明の捨ててでも

きっと君は行く  置き去りにしないで  行かないで

 

ラズベリーが部屋に薫る 君の名前呟いてみる

音を含まない 額縁の中で 誰かに鑑賞されながら生きる

 

もう、月は見られないだろう

そう、僕の中で覚悟はできているんだよ

唐突に降り出した雨、その意味を

さあ、ドロップシーンのその先へ

 

僕は行く    憧れていたステージの向こうへ 

君に会いに行く   誰かのナイトメアを飛び越えて、行く

 

僕は行く    崇められた文明を捨ててでも

君に会いに行く    置き去りにしないで   ねえ、気づいて

 

もう、月は見られないだろう

をそう、僕の中で覚悟はできているんだよ

唐突に降り出した雨、その意味を

さあ、ドロップシーンのその先へ

 

僕は泣く    物語の結末を塗り替えても

また、立ち竦む    誰かのサイレントが行く手を阻む

 

僕は行く    分かりきった結末の向こうへと

いま、走り出す  君のもとへ…