今日は日本CFO協会主催のIFRSのセミナーに行ってきました
講師はBizNext代表取締役 岡村憲一郎先生 です
エンロン事件の頃NYに駐在していた方のようで、IFRSとUSGAPPとの関係がとてもわかりやすかったです
以下、今日のIFRSのポイントと私見です
・【各国の動き】 IFRSは現在EU諸国・豪・香港・中国・ブラジルが採用表明。 2011年にカナダ・インド・韓国が適用、アメリカが適用するか否かを決定 日本は2015年から強制適用するか否かを2012年に決定
P&Cの英語のサイトか何で見かけましたが、まだ米国内にはIFRSを適用するのをしぶっている声があるとかないとか 岡村先生に全世界の流れがIFRSに流れたのはエンロンが契機となっていると教えてもらって、なるほどな。。 と思いました。
・【早期適用の要件】 日本でIFRSを早期適用するためにはずっとちゃんとしたFSを開示していて、IFRS開示のための適正な体制を整備していることが必要
なかなか厳しい要件です(笑) でもこのご時勢の中有価証券報告書の遅延が膨らんでいる中でこれらの要件を満たしてIFRS開示をした企業は、きっと社会の超優等生・模範生として輝かしい地位を築くのでしょうね(*^^;;
・【IFRSの影響の多い企業】 金融機関・海外子会社が多い・事業セグメントが複雑・海外取引が多い・収益認識が複雑
うーーん。。 これはますますIFRSに力を入れなくては。。。(笑)
・【コンバージェンス】 日本の会計基準は現在かなりIFRSとの間を埋めるための基準の新設・改訂を進めています。 しかし、資産除去債務に関する基準とか、細部でやはりIFRSとは異なったものであること 今までの日本基準になかった過年度遡及修正に関して検討が進められなくてはならない など、穴埋めは大変。
そうそう コンバージェンスからアドプションへ移行すると言われていても、今まで慣れ親しんだ処理を変えたり、今までやったことのない処理をするのは、FSを作る側からも監査する側からも、ある程度の心積もりをして望まないと、心臓に悪いです(笑)
ちなみに資産除去債務って、家電を捨てる時のリサイクル費用を家電を買った時に心積もりする みたいなものです。
・【収益認識の要件】 売上を計上するには物の所有に伴うリスクと経済的価値が買手に移転していることが必要
なんか金融商品会計のリスク・経済価値アプローチの考えがとうとう売上にもきたか という感じです(笑)
現在の日本基準では売上の要件は実現主義、つまり財・役務の提供と対価の受取で、出荷基準で売上を計上している企業が多いです。仮単価で売り上げたり、売った商品を売った後も預かっている未出荷売上というのもあります。ところがIFRSを言葉通りに適用すると、検収基準によって売上は計上 仮単価や未出荷売上は認められない という事になります。 各企業において検討すべき課題が残されます。
・【製造子会社の換算レート】 原料を提供している海外ベンダーと海外製造子会社の通貨が異なる時、製造子会社においてはベンダーの通貨を用いて記帳しなくてはならない
たしかに原料の提供している国と物を製造している国が違うと、財務報告が為替によって歪んじゃいますもんね。。
・【FSの区分方法】 IFRSのFSは財政状態計算書(BS)・包括利益計算書(PL)・キャッシュフロー計算書(CF)から構成されるが、これらのFSは「事業」と「財務」に2区分される。
イメージ的にキャッシュフローの営業キャッシュフローと投資キャッシュフローが事業の区分、財務キャッシュフローが財務の区分で開示される感じです。
・【営業キャッシュフローの開示方法】 直説法で開示
現在営業キャッシュフローは、PLの利益から始まって、資産負債の増減を調整して営業キャッシュフローを表示する間接法と、ダイレクトに営業キャッシュフローのプラスとマイナスを加減して増減額を表示する直説法の双方が認められていますが、ほとんどの企業は間接法により作成しています。直説法って集計が面倒くさいのです。 これを直説法にしなさい というのだから、会社の負担は大変なものになります。。
これからは英語の財務諸表を分析しなければなりませんね。
EDINETの他にEDGER、IDEA,、ECCBSO 等の操作にも慣れなきゃ。。。(*^^;;
・