「ご自身にしか分かり得ないこと」について
「わたしは、どうすればいいと思いますか?」
という、ご質問を受けることが
非常に多いです。
例えるなら
今、カレーを食べていて
口のなかにはカレーがあるのに
「私の口の中のカレーの味、
どんな味ですか?」と
誰かに聞きたくなる時と
似ていたかもしれません。
わたしは
「あなたご自身はどうしたい、はあるのですか?」と聞き直すと
そこは無言が多く
「わたしはどうすればいいと思いますか?」
と、返されることが大半です。
実はわたしも小さい頃から
こころが不安になると
『あってますか?間違ってますか?』と
他人にお伺いをたてる癖が出ることが
よくありました。
「何もしなくていい。
そのままでよかったんだよ」
そう言って
頭をポンポン、してあげたかったですね。
両親の離婚後、わたしも一人暮らしをするようになり
その気持ちは宙ぶらりんのまま
こじれきった末、
やっと心理講座や
男女性のワークきっかけで自分を見つめ直すこととなりました。
以降は、ひたすら自分の機嫌をとることに
気持ちを向けるようになり
ある日、気がついたことがありました。
自分のことを自分で決めるということが
わたしの中に根付かなかったのは
自分自身を待ってあげる気持ちが
育っていなかったことと
大きな関係があったのだな、と。
そういえば・・
乳幼児期からの心理性頻尿も
外側からの「YES」で
安心したいという思いでいっぱいになる時と
同時に出ることが多かったのです。
小さい頃からわたしのうちは
「自分はどうしたい?」と寄り添って聞く
コミュニケーションが
ほとんどありませんでした。
自分も当時は
正しさ、もしくは正解めいたものを
探していたつもりでしたが
本心は許可してもらうことで
不安を打ち消すためだけの安心が
ほしかっただけのようです。
どんな自分も、まる。
あっていいよ。
それがあるから
「今」のわたしに出会える。
今日もなかよし*
ありがとうね。