美は乱調に無しっ! | ~ 或る阿呆の話 ~ turbo Ver1.03

美は乱調に無しっ!

世は平成真っ盛り(初耳だけど)であるが、
江戸の昔より浮世の疲れは浮き世風呂で洗い流すのが一番だと相場は決まっている。
 けれど、僕が住んでいる片田舎には東京にあるような銭湯が一軒もない。
それで、しようが無しにその近似的感覚を味わうことが出来る、温水プールに足繁く通うことになる。
が、最近では安月給のくせして仕事が無闇に忙しく、プールにも思うように行けてない。
「ケガレ」が体中を覆い、挙句、帰り道一人車中で「畜生めっ」を矢鱈と連呼する何とも品の無い自分がいることに気付いた。

思うに、誰にとっても生活には一定の調律は必要だ。
きまった時間にきまったことをするという自己内ルールを持つこと。
そうやって自分を或る意味拘束することによって、逆説的だけれども

そこにささやかな” 自由 ”を感じることができるのだと思う。
誰しもが若かりし時に一度は懐く「無制限の自由」への憧憬など、実際には陳腐な観念にすぎない。

 霞食っても腹は全然満たされないのだよと、今日も今日とて★生悟りブギ☆≡


 お風呂繋がりというだけで言うと、
しばらく前に出版されたジャン・フィリップ・トゥーサンの『浴室』という本がある。

ジャン‐フィリップ トゥーサン, Jean‐Philippe Toussaint, 野崎 歓
浴室


たしか、或る青年が何かの弾みで風呂場に引き篭もってしまう話で、これはこれで現代的だ、と無難すぎる意見を言ってみる。

ほこりだらけの家の本棚に行くのが億劫なのでamazonから写真を拝借っと。

ブックオフで叩き売られているし、誰のリクエストもないのだけれども。

 

 よっしゃ、そろそろ風呂入ってこよっ。