戯れに・・・。 | ~ 或る阿呆の話 ~ turbo Ver1.03

戯れに・・・。

齢 三十路前にして、久方ぶりに世間様に顔向けできる真っ当な暮らしをしている昨今の僕だけれど、だからといって、心理的な変化などは露ほども無い。
もっとも、心理的な変化など無いのが当然ではある。
どんな暮らしをしようとも、またいかなる人々にとっても日々は常に戯れであることには違いがないのだから。
 このどうにもしようがない厳然たる事実は僕を唯々唯々沈黙させる。
いたずらにお喋りに興じようとする、或る種のつけあがった気持ちは忽ちにへし折られてしまう。
 
戯れはおちゃらけてはいるが、しばしば無表情で逆立ちし、僕を監視する。僕はビールを一口啜っては彼から目線をそらすばかりである。
 

 っと、八月にそぐわないなんとも陰鬱で生意気な思い込みを抱いてしまう僕は戯れついでに時々プールへと行く。単純に泳ぐのは気持ちがよい。時間をかけて長い距離を泳いでいる時のアノ水との一体感、魚というよりも水の流れそのものになってしまったようなアノ気持ち、そして運動のあとの煙草のまずさ・・・

。あの煙草のまずさは自分がまだ十代の頃、背伸びをしてタバコを吸った時のことを僕に思い出させる。

一瞬、気持ちだけが若返る。

そして今日も僕は駄文を書き散らす。眠気で更に小さくなった眼をしばたかせながら。。。