せっかく、しかも6年ぶりに日本に行ってきて、ボヤいてばっかりなのもなんだが、里帰りの理由が老親の様子を見る、ということだったので仕方ない。
行く前は、食べたいものや、買いたいもののリサーチもしていたのに、いざ日本に着いたら、最初の数日は寝不足とストレスで体調が悪く食欲も湧かず、自由行動の日も限られたので、ユニクロで娘と夫へのお土産ぐらいしか買わなかった。
楽しいことがなかったかというと、そうでもなく、原宿の美容院で楽しい時間を過ごしたし、ここにも書いた友人と25年ぶりに再会した。
お互いの家が10分以内のところにあったので、お昼を駅前のどこかで、ということで駅前で待ち合わせしたのだが、25年ぶりで、さらにマスクをしていたので、なかなかすぐにはお互いが分からなかった😂
適当なレストラン(ネパールレストラン)に入り、マスクを取ると、懐かしい顔があった。私、この人大好きだったのだ。現在、名門大学の先生をしているのだが、25年前と変わってなくて、とても楽しい時間を過ごせた。
大学時代の友人との再会も楽しかった。子どもが一歳違いなので、以前は子どもの話が中心だったけど、今回も子どもの話も出たけど、やはり親のことになった。
こういう時間が日本に帰ってきて良かった、と思える。
帰りのフライトでは、真ん中の席を挟んで私は通路側、日本人の女性が窓側に座っていた。
最初は話すこともなく、機内食を済ませると私は仮眠を取った。と言ってもそんなには眠れなくて、目が覚めて、外の景色を見ようと窓の方に目を向けたが、真っ暗で何も見えなかった。
そのとき、窓側に座っていた女性が「景色、見ますか?」と話しかけてくれたのをきっかけに、話が始まった。
彼女はフランスのブルターニュに住んでいて、コンセルバトワールでピアノを教えているという。私と同様、6年ぶりの帰国で、私とほぼ同じ日程で、ご両親の様子を見に帰国したそう。
日本とフランスのピアノ業界事情(?)やフランスで生活など興味深い話を聞かせてもらった。日本での師弟関係の理不尽さを経験し、フランスでの生活が性に合っているとのこと(毎日牡蠣を食べているとか!)。
話を聴きながら、すっかり忘れられて血圧計置き場になっている我が家のピアノを思い出し、弾いてあげようかなと思った。
7時間以上ずーっと話してたと思う。今でも、彼女の話を時々、思い出す。
日本に着いて最初に感じたのは、お店でも何でも、応対してくれる女性たちの優しさと一生懸命頑張っている姿だった。
私とフランスに住んでいる彼女は、日本を出てしまったけど(うちの妹もだ)、今回会った友人たち、美容師さんも含め、日本社会を支えている女性たちを、自分らしく、幸せを感じて生活できるように、大切にして欲しいと思う。
フランスに住んでいる女性が撮ってくれたグリーンランドの写真。


