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Everything is Going to be All Right

スコットランド在住20年ー>アイルランド移住



アイルランドの国立美術館のインスタグラムをフォローしていて、Zurich Portrait Prizeなるものが開催されていることは、なんとなく知っていた。


ここ数日は4歳から18歳を対象にしたYoung Portrait Prizeの受賞者が紹介されていたのは目にしていたが、昨日の投稿で紹介されたRoss McHale君の作品に、思わず涙が出そうになった。


自画像で、タイトルはA Portrait of the Artist as a Young Man。そう、ジェームズ・ジョイスの「若き芸術家の肖像」に由来している。


彼は、ジョイスの上記の本を読んで、100年も前の作品にも関わらず、現在の自分と共通するものを感じたとのこと。ジョイスが作家を志し、模索する様子が、画家を目指す自分と重なっているように感じたらしい。


絵を見ている人ではなくて、温かい光と何か他のものを見ている自分の顔を描くことで、安定した生活ではなく、芸術家としての夢のため未知の世界に行く決意を示しているそう。



いつか、プロのアーティストとして、彼の名前を見る機会が来るかもしれない。


展示は4月2日までとのことで、色々慌ただしいのだけど、彼の作品を直で見たくなり、思い切って美術館に行ってきた。


ポートレート展は子どもだけでなく、年齢に関係なく一般の部もある。自画像はもちろん、友人、親など自分にとって大切な人を描いた作品が展示され、作品に込められた意味を読むとグッとくる。


子どもたちの作品は、思わず微笑んでしまう可愛いものもあれば、すでに芸術家としての技術と感性を発揮した素晴らしい作品もたくさんあった。


お母さんやお父さん、友達を描いた作品には、優しさや愛情が感じられ、自分を描いた作品には、自分らしさの模索が感じられ、どの作品も愛おしくなった。


帰りはこの本を買ってきた。アイルランド人俳優のアンドリュー・スコットのこの作品の朗読は何度も聴いているのだが、本は読もうと思いつつ、後回しになっていた。時々、本を読むタイミングは、私ではなくて、本が選んでいるように感じる。