台風9号:近畿に接近 関東各地で豪雨
日本の南海上にある熱帯低気圧は9日夜、台風9号に発達した。10日夜にも、近畿に接近する見込み。湿った空気が流れ込んだ西日本は9日、各地で強い雨となり、大気の状態が不安定になった関東甲信地方も、同日夕から夜にかけて局地的な大雨に見舞われた。東京都北区や千葉市中央区などで道路が冠水したほか、埼玉県川口市では午後5時半までの1時間に約100ミリの激しい雨が降ったとみられる。気象庁は土砂災害や河川の増水などへの警戒を呼び掛けた。
東京都防災課によると、北区志茂でも、午後4時26分からの1時間で、100ミリの雨を記録した。
警視庁赤羽署によると、同日午後5時半ごろ、北区のJR赤羽駅前のショッピングセンター「赤羽アピレ」地下1階に大量の雨水が流れ込み、ドアのガラスが割れ、洋服店のテーブルが流された。従業員3人が頭に切り傷を負うなどのけが。
◇北区で床上浸水
東京都によると、9日午後11時現在で北区の住宅など7棟で床上浸水し、5棟で床下浸水する被害が出た。
埼玉県によると、午後11時現在、川口市で床上浸水20棟、床下浸水400棟の被害が出た。鳩ケ谷市でも床上浸水8棟、床下浸水24棟の被害があった。草加市でも3棟が床下浸水した。
千葉県などによると、千葉市内で床上浸水3棟、床下浸水17棟の被害が出た。
◇岡山で1人死亡
岡山県によると9日午後9時40分ごろ、同県美作(みまさか)市田原地区で土砂崩れが発生、2棟が倒壊し、4人が生き埋めになった。68歳の女性の死亡が確認され、1人が行方不明。