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8月28日は「ヴァイオリンの日」だそうです。

日本限定ですが。

日本人によって初めてヴァイオリンが作製された日だからです。

最初の日本製ヴァイオリンは、明治１３年（1880年）に三味線職人だった松永定次郎によって作られました。

日本のヴァイオリンといえばスズキヴァイオリンですが、創業者の鈴木政吉(1859-1944)は、この松永製の楽器を見て刺激をうけたそうです。私が初めて買ってもらった楽器も、スズキの1971年製。

左のアコースティックがスズキ製

もう半世紀を超える付き合いです。

楽器はスズキですが、幼いときに受けたレッスンはスズキメソッドではなく篠崎本（とホーマン）でした。

でも、学オケ時代にN君（今日の音楽感傷(883)）というスズキメソッドの後輩に出会いました。

彼は我々学オケ第一世代の「師匠」でした。

１）曲は原則すべて暗譜。

２）一、指。二、弓。三、発車。

３）足でテンポやリズムをとらない。

何かの記念日に決意を新たにするなんてありふれてますね。

そんなに大それたことは無理ですが。

日本製の楽器に日本製のレッスンメソッド。

では、日本製のヴァイオリン音楽は？

演奏家は綺羅星のごとく出ていますが、曲はどうでしょうか。

和製のヴァイオリン音楽を探して、自分でも弾いてみたい。

ふっとそんな妄想を抱いてしまいました。

幸田延の作曲したヴァイオリンソナタ（D Moll)

一楽章しかない未完成の作品ですが、美しい曲です。

幸田延は、文豪・幸田露伴の妹。スズキメソッドの創始者・鈴木鎮一（鈴木政吉の三男）と私的な演奏会で協演したことがあるそうです（延のピアノと鎮一のヴァイオリン）。

山田耕筰の「哀詩：荒城の月を主題とする変奏曲」

ヴァイオリニストの大谷康子さんは日本人の作曲したヴァイオリン曲を積極的に採り上げています。

クラシックではないですが、大好きな曲

大河ドラマ「真田丸」のテーマ

三浦文彰さんのソロとＮ響

譜面を探すのが大変かな。

今日の音楽感傷(885) 「ヴァイオリンの日」の決意＿和製の曲を探す。