【ツインデミックが心配?】という記事に始まり
という記事をアップしてきましたが
今回は、ようやく食材編です![]()
太陽の光に当たる機会が少ない人や
皮膚でのビタミンD産生が難しい犬
や猫
たち
じゃあ、食材から摂取する必要がありますよね。
前回の記事の最後でお伝えしたように
ビタミンDを多く含む食材の代表例は
脂肪分を多く含む魚や、卵
です。
ビタミンD は、野菜や穀物、豆、イモ類にはほとんど含まれていません。
植物性の食品では、キノコ類以外では、ビタミンDの補給は難しいと考えていいでしょう。
ワンポイント![]()
キノコ類は、天日で干すことによって、ビタミンDがアップするので
買ってきたら、まずはお外で干しちゃいましょう![]()
ビタミンDが多く含まれる、代表的な食材を見てみましょう。
まずは、脂肪の多い魚![]()
食品分析表やネットなどで、最もビタミンDが多く含まれる食品で紹介されているのは
「あん肝 110.0㎍」
ですが・・・
日常的にあん肝を食べるのは、なかなか現実的ではないので、それ以外の食品をご紹介しますね![]()
<可食部100gあたりの成分量(㎍)>
シラス(半乾燥) 61.0
サケ 33.0
カツオ 22.0
サンマ 15.7
イワシ 32.0
そして、魚以外では・・・
卵黄 12.0
全卵 3.8
牛乳 0.3
鶏レバー 0.2
豚レバー 1.3
マイタケ 4.9
エリンギ 1.2
エノキダケ 0.9
ブナシメジ 0.5
シイタケ(生)0.4
この数値は、100gに含まれるビタミンDの量なので
実際には一回でどのくらい食べられるかというのも、考えないといけないですね。
例えば、イワシの一匹あたりの可食部(頭や骨、内臓をとって、実際に食べられる部分)は、大体50gくらい
なので、手のひらサイズのイワシ2匹で100gくらいですね。
シメジは、スーパーなどで売っている標準的な1パックが100g
同じ量の食材で比べてみると・・・
イワシ100g(2匹)で 32.0㎍
シメジ100g(1株)で 0.5㎍
ということになりますね。
ヒトの場合、1日の必要量は 5.5 µg/日
(大体 2.75 µg/1,000 kcal)
イヌの場合は、体重で大きく違ってくるのですが
ドッグフードを作る基準(AAFCO)の数値は
最小値が 3.125 µg/1,000 kcal
最大値が 18.75 µg/1,000 kcalです。
ちょっとややこしい話になってしまいましたが
犬の方が、人間よりは、多く摂取しないといけないということですね。
そして、この数値から考えると、
植物性の食材からだけで、必要なビタミンDを補うのは
ちょっとムリそうですよね・・・![]()
飼主さんの食事や、ペットの手作り食では
お魚や卵で、ビタミンDが不足しないようにしましょうね♪
栄養素のお話は、ここまでです。
最初に戻りますが、感染予防にはビタミンDが大切です。
しっかり意識してみてくださいね~![]()
ここからは、おまけです。
少し上級者の話になりますので、興味がある方だけで(笑)
ただ、気をつけてほしいのは
食品に含まれている量 ≠ 体で使える量
(同じではない)
ということです。
ビタミンDを十分摂取していても、体で不足が起きることがあります。
<吸収できない>
ビタミンDは、小腸から吸収されます。
腸の状態がよくないと、せっかく食べても、吸収できずに不足します。
脂溶性ビタミンなので、油と一緒に吸収されます。
食べる時も油と一緒の方が吸収率が上がります![]()
<運べない>
体内を移動する時は、タンパク質とくっついて運ばれます。
タンパク質が足りないと、血中濃度が下がります![]()
<代謝できない>
食材から摂取したビタミンDは、そのままでは使えないので、2回作り替えられて、ようやく活性型になって、使えるようになります。
作り替えられる場所である、肝臓や腎臓がうまく働かないと
活性型になりません![]()
そして、ビタミンDの代謝には、マグネシウムが必須です![]()
マグネシウムは、海のものにはたくさん含まれているので、やっぱり、魚
が一番手っ取り早く両方が摂取できますね![]()
<薬を飲んでいる>
副腎皮質ステロイド剤(プレドニゾン)や
てんかんの薬
を飲んでいる場合は、ビタミンDの不足を引き起こすことがあります。


