溜まりに溜まっている患者さんのアンケートをご紹介。
やっと追いついてきて2022年年明けに来られた患者さんのアンケートです。
今日ご紹介する患者さんは80代後半の女性。
お腹の張りと腸の相談で受診されました。
この患者さんは88歳。
どう見ても70代にしか見えないくらい若々しくてお元気な女性でした。
80歳近くになるまで鍼灸師として患者さんの治療に携わっておられたということもあってか、治療に対する考え方や患者さんに対する姿勢が深いところで私たちと共通するものがあり、私も非常に多くの気づきをいただきました。
ありがとうございました。
私の本
を読まれて衝撃を受けられたとのこと。
あまりにも当てはまることだらけで、自分の為に書かれた本だと感じられたようです
痛みと痒みの症状で受診されたのですが、痔はなく、ただの洗い過ぎで皮膚が荒れているだけでした
この患者さんのように「痔だ」と思っていたら「ただの洗い過ぎ」ということは本当によくあることで、このような症例はウォシュレットの普及と共に増えています。
まさしく「文明の利器」が生み出した「新しい病気」ですね。
でも悪いことばかりではありません。
そのおかげで「出口の便秘」に気付くことができました。
この患者さんは内科や産婦人科、泌尿器科を受診して、便秘だと言われ下剤を処方されて服用されていたのですが、排便があってもスッキリしない症状で困っておられました。
そりゃあそうです。
だって出口に便が残っているのですから・・・
出口の便に下剤は効きません。
下剤は腸に効きます。
これから作られる便には効きますが、既に出来上がって出口に下りてきている便や、出し残した出残り便には効きません。
問題は出口で起こっているのに、下剤を増やしても下痢になるだけで、下痢になっているのに出口はスッキリしない。
そんな出口の便秘に気付くことが出来たのは、ある意味ウォシュレットのおかげ。
出口に便が残っているからキレイに拭けない。
洗いたくなる
洗っているのにキレイにならない。
肛門の中は便まみれ。
洗い過ぎの患者さんが増えてきて、痔になる前に出口の便秘を治したら、痔にならないことを発見し、虫歯と同じように痔も予防できるのではないかと考えつきました。
歯科医は虫歯を減らしましたが、医師は痔を減らしてません。
歯科に出来たことは医科でも出来るはず。
病気が減れば医者は儲からないかもしれないけれど、病気を減らす、無くすことは社会の幸せにつながります。
虫歯が無くなっても歯科医の仕事は無くなっていません。
むしろ予防という仕事で幅が広がっています。
だから肛門科もそうなれるはず。
肛門科が
「痔になったら行く所」
ではなく
「痔にならないために行く所」
になれば、大勢の人が訪れるし、肛門科医の仕事の幅も広がるでしょう。
だから私たちは肛門予防医療を通して痔ゼロ社会を目指す。
診療所の患者さんを年に1回オシリ健診で診ていて、実現可能であると確信しました。
この患者さんも2回目の通院で完治終了。
ご本人の希望でご近所と言うこともあり2〜3ヶ月に1回のペースで通って来られています。
100歳まで健康で長生きのお手伝いをさせて頂きます
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便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術
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