まず便秘の話を聞き、自分が考えていた事と全く違ったので驚きました | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

溜まりに溜まっている患者さんのアンケートをご紹介。

 

だいぶ前のアンケートになりますがご紹介したいと思います。

 

今日ご紹介する患者さんは40代女性。

 

脱肛に悩み受診されました。

 

 

この患者さんは他の肛門科(専門外の医師)に通院されており、そこで手術を勧められていたのですが、治療に関して何の説明もなかったため色々調べて私の外来を受診されました。

 

立派な脱肛でした。

 

毎日、便器の水が赤くなるくらい出血しています。

 

もうこれは限界だと判断し手術適応であることをお話したら、患者さん自身、手術を覚悟しての来院だったため手術となりました。

 

もちろん出残り便秘の治療も同時進行です。

 

ちゃんと便を排泄出来てないと、術後の経過が良くないからです。

 

残った便が手術の傷を汚染すると痛い、炎症で傷の周りが腫れる、キレイに治りにくい。

 

肛門の中が便まみれだったら痛いしちゃんと治らないですよ汗

 

うちの診療所の手術が痛くないって言われるのは、排便管理をちゃんとやっているからだと思いますね。

 

そして手術して痔を治しても、また便を肛門に溜めると痔になります。

 

痔は何度でも繰り返されます。

 

だから痔の根本治療は手術ではなく痔の原因となった便通を治すこと。

 

手術して痔を治したあとも、排便管理は患者さんの生活の中で続けて行かなければならない。

 

痔が治ったあとも排便管理をちゃんとやって、年に1回のオシリ健診に来られている患者さんが大勢おられますが、皆さん、キレイな肛門を保っておられますキラキラ

 

最近はブログを読んで、痔になる前に、便秘治療目的で来られる患者さんが増えてきているので、まさしく肛門予防医療が実現出来ています。

 

幼稚園の時から20年近く年に1回のオシリ健診で来られている患者さんが何人もいるのですが、全員、痔になっていません。

 

肛門はキレイなままキラキラ

 

やはりちゃんと排泄できていれば痔になることはないのだということを患者さんのオシリを通して実感しています。

 

 

だから

 

本当は

痔になる前に来てほしい

 

教えてあげたい

正しい排泄

 

痔になっている人も、痔ではない人にも知って欲しい。

 

出口の便秘があることを。

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

左端がラブですしっぽフリフリ

手術の時はラブが大活躍ですわんわん

 

 

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患者さんのリクエストで復活させた

化粧品と発酵素するりの記事は

コチラ下差し

 

便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術

 

2020年12月25日に出版し、おかげさまで9刷目となり累計発行部数が3万部を超えるベストセラーになりましたキラキラ

 

オシリを洗っている全ての人に届けたい。

 

お読み頂けると幸いです。