病院を出る今、来る前がウソのように心が晴れやかです。 | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

溜まりに溜まっている患者さんが書いて下さったアンケートをご紹介。

 

だいぶ前のアンケートになりますがご紹介したいと思います。

 

この患者さんは確か海外から来られた患者さんだったと記憶しています。

 

裂肛の40代女性が書いて下さった受診時のアンケートです。

 

 

この患者さんが受診された頃は受診時のアンケートのみで、その後治療してどうだったかということは書く欄を設けていませんでした。

 

診療所の運営に活かしたいと思って手渡していたので・・・。

 

だからほとんどの患者さんが、診察が終わってお薬待ちの間に待合室でアンケート用紙に記入され、それを受付窓口で提出して帰られるという流れでした。

 

ささいなクレームも拾い上げたいと思っていたからです。

 

ところが・・・

 

自分の体験を詳細に書いて提出してこられる患者さんが増えてきて、それをホームページやブログで公開するとお礼を言ってこられるようになり、「自分と同じように悩んでいる人に読んで欲しい」「私も患者さんの手記に救われたから」という声をたくさん頂いて、アンケートにその後の治療経過を追加するようになりました。

 

最近のアンケート用紙は表裏あって、治療の経過を書けるようにしてあります。

 

その方が読む人が「この人、その後どうなったんだろう?治ったのかな・・・」という気持ちを持たれても、エンディングまで準備されていたら嬉しいですよね。

 

 

この患者さんはアンケートに氏名を記載されていたのでその後の結果、どうなったのか確認できました。

 

2回目の通院で完治終了しております。

 

それにしても受診した当日に、まだ治療も始まってないのに、当然切れ痔も治ってないのに「心が晴れやか」と書いて下さって本当に嬉しいですね爆  笑

 

治療はこれからで、治療するのは患者さんなのに滝汗

 

でも、こういう気持ちの人は治療がうまく行くことが多いんですよね。

 

 

あちこちの病院を回ってから「最後の砦」だと思って受診される患者さんが多いのですが、そういう患者さんほど私たちの診察の良さや価値を分かって下さいます。

 

これだけ一人の患者さんに時間をかけて診察しているところはないでしょうから・・・。

 

 

ちゃんと話を聞きたいし、患者さんが理解できるまで説明もしたい。

 

一人の医師が一日で100人くらいの患者さんを診ている保険診療の状況では5分診療でも難しいでしょう。

 

 

だから自由診療である私たちは

 

 

保険診療ではできないことをやろう

 

自由診療でしかできないことをやろう

 

 

そう思って一人一人の患者さんに時間をかけて向き合ってきました。

 

 

ある意味、効率の悪い診療かもしれませんが、こんな診療でも喜んで下さる患者さんがおられるおかげで、こうして100年以上やってこれたのだと思います。

 

 

これからも私たちの診療を喜んで下さる、必要として下さる患者さんのために頑張って参りたいと思います。

 

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

ラブが診察室に居ることも

うちの診療所の価値なのかもしれません爆  笑

 

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化粧品と発酵素するりの記事は

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便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術

 

2020年12月25日に本を出しました!

 

是非、本屋さんで買ってくださいドキドキ