中国のトイレ事情 | みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

当院には海外からも患者さんが来られます。

 

多くは海外在住の日本人の方なのですが、時々、外国人も来られます。

 

もちろん・・・

 

日本語はペラペラです爆  笑

 

でないと私が対応出来ません滝汗

 

基本的に日本語が話せる、日本語を理解できる、そしてそれだけでなく当院に来られる外国人の患者さんは、なんと、日本語の読み書きまで出来ますびっくり

 

問診票もキレイな字で、ちゃんと漢字や平かなを用いて上手に書いておられます。

 

スゴイですねキラキラ

 

日本語以外基本的にダメな私にはちょっと考えられないです滝汗

 

 

アメリカ、カナダ、ドイツ、フランス、イギリス、オーストラリアなどから来られることが多いのですが、最近は東南アジアの患者さんも増えてきました。

 

特に中国。

 

中国人患者さんです。

 

なぜわざわざ中国から日本に受診しに来られるのか?

 

それは中国の患者さん曰く「謎の病気」だと言われ、どこの病院にかかっても、何をやっても良くならないからです。

 

その謎の病気とは何なのか??

 

 

温水便座症候群です。

 

ウォシュレットで洗い過ぎ・・・なんですよ。

 

 

ウォシュレット切れ痔の人もいましたし、肛門瘙痒症の人も多いですね。

 

確かに爆買いブームで多くの中国人が日本の家電を中国に持ち帰りました。

 

日本のトイレは世界に誇れる清潔さ。

 

そしてオシリ洗浄。

 

 

こんなに素晴らしいものはないと確信し、購入して持ち帰り自宅のトイレに付けた中国人が多いことでしょう。

 

中国の医師は(肛門科医も少ないでしょうし・・・)温水便座症候群を知らなかったのでしょうか。

 

謎の病気

見たことがない

 

とお手上げだったようですあせる

 

 

「洗い過ぎです。

今日からウォシュレットをやめてくださいねニコニコ

 

と私が説明すると驚いておられました。

 

 

自分だけでなく家族全員、一族みんな使っていると。

 

しかも中国では各部屋にトイレがあるそうで、まさしく「マイトイレ」状態びっくり

 

日本の家庭だとトイレは一つだから、家族と取り合いになることもありますが、中国では自分の部屋で用を足すそうです。

 

便利ですね〜。

(当然、トイレ掃除も各自がやるのかな・・・?)

 

 

もちろん中国人全員がそうではないでしょう。

 

日本に来ている中国人は富裕層の方だと思われますので、上層のごく一部の人たちだけかもしれませんが・・・。

 

 

いずれにしても今後、中国でも日本人と同じように洗い過ぎによる弊害が出てくるかもしれませんねあせる(既に出ている人も多いと思いますが・・・滝汗

 

良かれと思って使っているものが、まさかオシリに悪いだなんて夢にも思ってないでしょう。

 

衝撃を受けて帰って行かれ、そして次の診察に来られた時には治ったと大喜びされ、家族や友人などオシリのトラブルで悩んでいる人を連れてこられます。

 

これからどんどん増えそうですね・・・汗

 

それにしても各部屋にトイレとはスゴイですね〜。(一部の富裕層だけかもしれませんが)

 

国が違っても、人種が違っても、洗い過ぎると肛門は同じようなことになるんですね。

 

これから中国で「謎の病気」が流行るかもしれません笑い泣き

 

 

診療所のセラピードッグ「ラブ」あしあと

左側がラブですしっぽフリフリ

中国人にもラブは大ウケでした爆  笑

一生懸命、中国語で

話しかけておられましたが

ラブは日本語は理解していますが

中国語は分からず、

きょとんとしていました滝汗

 

 

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便通・腸を整えて美肌を目指す 元皮膚科・現役肛門科の女医が教えるキレイ術