眼瞼下垂手術の筋膜移植(筋膜吊り上げ)は、どのような手術で、どのような人が適応になるのか?②
皆さん、こんばんは(^_^)
今日は大阪で診療でした。
今日もたくさんの患者様方、僕を指名して来てくださって、本当にありがとうございました
患者様から、堂島ロールのお菓子をいただきました
ありがとうございました(堂島ロ・ω・ール!)
患者様から、和菓子をいただきました
ありがとうございました(和菓子・ω・ちゃん)
患者様から、もちっとシフォン大阪をいただきました
ありがとうございました(もちっとシ・ω・フォン大阪)
それでは、昨日の続きを書きます。
眼瞼下垂の筋膜移植(筋膜吊り上げ)手術は、挙筋機能(まぶたを開ける上眼瞼挙筋の機能)が0か、ほとんどない人が適応になります。
もし、そのような挙筋機能がない上眼瞼挙筋に対して、挙筋腱膜を前転、短縮すると、確かにまぶたを開かせることはできるのですが、無理やりまぶたを開かせた状態で固定することになるため、非常に不自然な目になります。
また、目を閉じようとしても、角膜が露出したままになるため、強烈なドライアイになってしまいます。
そのため、挙筋機能が0か、ほとんどない眼瞼下垂に対しては、まぶたに筋膜を移植し、まぶたと、眉毛を上げるおでこの筋肉(前頭筋)を連結して、上眼瞼挙筋の機能を前頭筋に置き換える手術をします。
以下に手術方法を説明します。
①筋膜の採取
筋膜は、こめかみの側頭筋膜か、太ももの大腿筋膜を使用します。
側頭筋膜は、髪の毛の生えている部分から切開して採取し、傷跡はほとんどわからなくなるため、私に関しては、側頭筋膜を使用することがほとんどです。
大腿筋膜は、太ももの膝に近い部分の皮膚を切開して採取するため、太ももに傷跡が残ります(短パンやミニスカートを履くとあらわになります)。
また、術後早期に長時間立ち続けたり、歩き続けたりすると、大腿筋膜を採取した部分の筋肉がヘルニアを起こすため、術後1週間はなるべく安静にする必要があります。
他の病院やクリニックでは、側頭筋膜や大腿筋膜の代わりに、人工の糸やゴアテックスを使用することがありますが、高須クリニックではそのような手術はおすすめしません。
人工物を使用して、まぶたと前頭筋を連結させても、組織と癒着を起こさないため、すぐに緩んだり、外れてしまい、効果がほとんどなくなってしまうか、元に戻ってしまうからです。
②筋膜の移植
まぶたと眉毛の生え際の上の部分をそれぞれ1~2㎝程度切開し、その間にトンネルを開け、筋膜を通します。
まぶた側は瞼板に、眉毛側は前頭筋や真皮に筋膜を固定し、まぶたがちょうど良く開くように調節します。
③縫合
筋膜採取部位とまぶた、眉毛の生え際の傷は、細い糸で丁寧に縫合します。
縫合した糸は1週間後に抜糸します。
この手術をすることにより、まぶたを開ける上眼瞼挙筋の機能が0かほとんどない人でも、眉毛を少し上げるだけで、楽にまぶたを開けることができるようになります。
高須クリニックでは、様々なタイプの眼瞼下垂にも、最適な手術術式で対応させていただきますので、ご安心ください。
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