ノーコードソリューションの基本的要件は何か？(1/2)

ノーコード開発プラットフォームとノーコード技術が適用可能な対象

システムプログラムとアプリケーションプログラム

通常、プログラムはシステムプログラムとアプリケーションプログラムに分けられる。

システムプログラムは、オペレーティングシステム、データベース、通信プログラム、プログラム開発ツールなどのようにコンピューティング装置内部の問題を解決するプログラムといえる。

反面、アプリケーションプログラムはコンピューティング装置の外の世の中で発生する様々な問題を解決してくれるプログラムをいう。

そのため、応用プログラムとも呼ばれ、最近よくアプリ(App)という略称で呼ばれる。製品の数と使用頻度を基準にすると、絶対多数を占めている。

システムプログラムの開発は、C、Javaなどプログラム言語を活用してコーディング方式で開発するのが妥当である。

これらのプログラミング言語自体がコンピューティング装置に組み込まれた機能と動作メカニズムをそのまま反映して考案されたからである。

したがって、コーディング分野に格別な適性と資質を持っている技術者であれば、今後もこの分野で従事することが大きな成果を出せるだろう。

しかしアプリケーションプログラムは、コンピューティング装置の内部機能や作動方式とは全く異なる、人間社会の多様な構成員たちの役割や行為などに代わったり補助することを目的に作られる。

それでもそんなアプリプログラムを作る技術がコーディングしかなかったため、これまではこの技術に依存せざるを得なくなったのである。

コーディング技術は、あまりにも難しく複雑で、時間と費用負担も加重し、何よりも最近爆発的に増えているアプリに対する需要に応えられず、社会がノーコーディング技術を要求しているのである。

このようなノーコードソリューションを開発しながら、早い成果を出すために長い間蓄積してきたコーディング技術の経験と知的財産を引用することになれば、大きな試行錯誤を経験することもある。

このようなアプローチは、これまでコーディング技術が持っていた致命的限界から逃れるために、人間の考え方や行動様式に適したノーコーディング技術を開発すると言いながらも、再びコンピューティング装置メカニズムに最適なコーディング技術の概念や構造をそのまま踏襲する結果になり得るからである。

したがって、ノーコード開発プラットフォームとノーコード技術の適用対象がアプリケーションプログラム分野という目標に最も充実しつつ、プログラムを開発および運営に最適化された環境を作るという目的に合わせて、全ての概念と方式、技術とツールを新しく再設計されるべきである。

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