昨日は、私も理事をさせていただいている高齢者運動器疾患研究所主催(石橋英明先生代表理事)のいきいき講演会でお話をしてきました。じぶんがやっている疫学研究のことや、外来で日ごろ感じていることをお話しできました。

 

 

参加していただいた方々、ありがとうございました。

 

そして、石橋先生、講演の機会をいただきありがとうございました。

 

ちょうど、アメリカ大統領選が佳境で、速報をお伝えしながらの、講演でしたが・・・

 

 

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骨粗鬆症の薬で、SERMという薬があります。

 

そもそも、女性においては、骨密度は閉経と共に急激に下がる時期があります(下図はイメージです)。

 

 

これは、女性ホルモンの低下が原因なのですが、そうであれば、女性ホルモンを補充してあげればいいだろうということで、以前は女性ホルモンのお薬を使っていた時代もありました。

 

しかし、骨は良くなるが、子宮がんや乳がんのリスクが高くなることが報告されました。

 

したがって、女性ホルモンのお薬を骨粗鬆症の治療に使うことはなくなったわけですが、

女性ホルモンを改良し、そのような副作用をなくした薬がSERMです。しかも、乳がんを抑制する効果もあります。

 

ただし、骨密度をあげる効果は、ビスフォスフォネートほど高くありません。その割には、骨折を予防できるので、骨の質をよくするなんて言われてますが、やはりビスフォスフォネートほどの効果はないと考えられます。

 

したがって、SERMは、骨粗鬆症の軽度な方、比較的お若い方に処方することが多いです。

ちなみに、適応は閉経後女性ですので、男性には使えません・・・

 

次回も、骨粗鬆症のお薬について書こうと思います。

前回、骨粗鬆症の薬として、ビスフォスフォネートについて書きましたが、ほかにもたくさんの種類のお薬があります。

 

今日は、ビタミンDについて書こうと思います。

 

 

ビタミンDには、活性型と天然型があります。

 

病院で処方されるのは、一般的に活性型です。

 

薬局で売っているサプリは天然型です。

 

ビタミンDは、日光を浴びることで、天然型が体の中で活性化され、効果を発揮します。

 

病院の薬は、はじめから活性化されているので、効果が高いというわけです。

 

ただし、この薬はビスフォスフォネートと比べて、骨密度をあげる効果は弱いです。

 

ですので、この薬は若い人や骨粗鬆症の気のある人で、早めから予防したいという人にお出しすることが多いです。

 

あとは、ビスフォスフォネートと併用すると相乗効果があるといわれていますし、筋肉をよくする作用や、転倒を予防する作用があるともいわれていますので、ビスフォスフォネートを処方する際には、だいたい一緒に処方します。

 

日本人は、ビタミンDが不足気味だといわれており、その意味でも一緒に飲んだほうが効果が出るんじゃないかと思います。

 

次回も、骨粗鬆症のお薬についてお書きしようと思います。