8月下旬

いよいよ初出勤

地元から1時間かかる場所まで毎日電車で通勤してました

まぁ有名ブランドで働くことになったのだがイメージで

基本ジャケット、シャツ、デニムにドレスシューズ完全に場違いカジュアルもあるのだが全体の3割程度…

ひとりで確実に浮いていた様子でしたね…
何せ一着も持ってなければ古着着てますから…
徐々にそれっぽくしていきますよ(泣)



その頃からよく遊ぶメンツも変わり、イケメン大学生、浩介。ちょっぴりポッチャリ系の一個上、旗持、これまたイケメンで旗持くんの友達どっちが名前かわからないトモタカユウキさん


バイト終われば集まって飲み屋の新規開拓をしながらたまり場的な居場所を探してました

で見つけたのが地元の駅から少し離れたwonderというBAR

ここはかなり居心地良くフレンドリーなママさとちゃん、さとちゃんの娘りさの女2人でやってるBARでバイト終わってここに来るとあの3人の誰か一人は必ずいるような素敵なたまり場

何でも相談できるし、話も聞いてくれる
しかも、娘のりさはそこそこかわいい。

僕はタイプではなかったが3人は確実に狙ってたよね。

それと同時に4人で合コンやらキャバクラやら行きまくり

一人の女性と出逢う事に…

みかちゃん

彼女とは気が合い一緒にいてすごく癒されるまさに理想のタイプ

みかちゃんの友達のあかね彼女もノリの良い明るい子で浩介といい感じに

ダブルデートで海へ行ったりドライブしたりと徐々にみかちゃんに惹かれていく自分がいた

みかちゃんも同じ感じだった…

でもお互いにつきあおうという言葉がでなかったみかちゃんは待ってたかもしれない

けど…僕の中に引っかかる物があり言い出せなかった…

何かはわかっていた
もう会えるはずのないパチンコ屋で見た彼女の存在だった…

今となっては後悔しているのだろう

あの時告白していればこんな事にはなっていない幸せに過ごしているはずだと…
本格的な就職活動…

大学四年間やりたいことを捜すため、遊びたいから、そして、ただ何となく経営学科へ

この時期になっても未だにやりたいことが見つからない自分がいた

自分が好きなことは何かまず思い立ったのが服

当時の僕は古着という完全一点物で人とかぶる服装をしたくないという、なんともひねくれた感性を持ち合わせていた。

せっかくの経営学科にいるから古着屋を経営しちゃおう!!
おもしろそうじゃん!
古着好きが集まってそこでコーヒー飲めたり、夜にはBARになったり!

よし決まり!!

で?なにから始めればいいんだ?
古着屋でアルバイトしていろんなノウハウを盗んで…

あれこれ考えだしとりあえず行動だ!!

ってことで求人誌を読みあさり…

しかし、僕が住んでる所かなりの田舎…

近場には全くなく電車で1時間かかる場所の求人募集が2件だけ

一件は地元の古着好きなら誰でも知ってると言うほど有名な古着屋

もう一件は古着とは全く関係のないファッションビルに入ってる有名ブランド

やる気に満ちあふれた俺は
服屋ならどこでもいいでしょ!!

と2件とも電話し面接へ

日程を2件とも同じ日にし先に受けることになったのは古着屋

指定された場所に行き約束の時間……


あれ?

誰もいない?

約束の時間から15分

電話してみたが繋がらない…

なんだよ!どうなってんだよ!こっちはやる気満々なんだよ!ふざけるな!

1時間待ったが結局何もなく次の面接へ

有名ブランドは僕自身、好きなブランドだったのだが何せ単価も高く、大学生の僕が買えるわけもないし、年齢層も違いすぎる、ダメもとで行った感じだったのだが…


たぶん働いてもらうことになるよ。
社長と二次面接あるから日程決まったら連絡するね。


えっ!?…
はい!!宜しくお願い致します!!

呆気なく採用決定!

本命は古着屋だったけど服屋は服屋だしとりあえずやってみよう!

一週間後、大学卒業後社員となり働くことも決まり無事就職活動も一段落

意外に簡単に人生の方向を決めてしまった僕は

果たしてこれでよかったのだろうか……

8月の日差しが照りつける中、新たな道が開きだしていた
四年前 僕は大学四年生だった


学校の卒業単位はほぼとれ週に1日学校に通うだけだった

その頃から社会人になってからの準備的な感じもあり家業の手伝いをしていた。

建築関連の仕事で作業着を着て仕事が終わればほぼ毎日のように決まったパチンコ屋へ

平凡な毎日で何の刺激もなくただ過ぎて行く…
繰り返しの日々

そんな中いつものパチンコ屋で彼女と出逢う

毎日が変わりだした…

最初は憧れで
一目惚れにもにた感覚

スラッと長く綺麗な手足当時若い子に絶大な支持のあった流行の服装どれをとっても非の打ち所がない

しかし彼女の隣には常に彼氏らしき人物が…

まぁそうだろう、あれだけの子に男がいない訳がない

そもそも小心者である僕が声をかけることなど出来るはずもないわけで…本当ただの憧れ…

今日あの子いるかな?いればいいな

程度。

わざわざ広い店内を探したり、気付けば隣に座ったり、今思えば完全にストーカー

見つける回数も増えてきたころに何度か目が合うような気が…

ただ単に仕事帰りの作業着姿の僕を
汚い人

といった目で見ていたのであろう

何せ彼女は流行りの服装で化粧も完璧にしてるんだもんね……………




1ヶ月程経ち、僕は本格的な就職活動に向け家業の手伝いを辞めた
当然パチンコ屋にも行かなくなり、彼女と出逢うことはもう二度と無いと思っていた…