まあ、露骨な使い回しなんですが(笑)。
エージェント説はわかりやすい。エージェントとというと、スパイ!手先!犬め!っていう単純二元脳な反応が必ずあるけど、エージェントはどこでもいる。彼らを排除しようなんて普通考えない。むしろどういう外交メッセージを送っているのか、あるいは政治動向になっているのかを知るのに逆利用すべき存在がエージェント。
エージェント=損失100、得点0ということはありえない。エージェントだって相手国に食い込むためには有益なものを提供しなくちゃ、信頼を得られず食い込んでいけないですからね。金銭でコロッといっちゃうなら、むしろ組織腐敗、組織の規律の問題になりますからね。そういうことが起こらないような組織を作っておかなくてはいけない。
まあ、エージェントには破壊工作的な危険なものもあれば、情報収集という穏健なものまで幅広いわけでして。敵味方がはっきりわかれていない状況ならば、エージェントを通じていろんなやり取りができるし、彼らはその二国間があって初めて美味しい思いが出来るので関係を悪化させるようなことよりはむしろ二国間関係維持に腐心しますからね。
なんというか寄生虫が病原菌のように思われて危険!マイナスイメージがありますが、実は母体維持のために有益な働きをなしてくれるみたいな感じですかね。無論多すぎたら変な働きをして母体を滅ぼすわけですが。