月刊日本だったか?橋爪さんが週刊朝日の橋下氏への出自報道は絶対許されないこと、この点については橋下を断固支持する。んでこれまでの地方政治・政党は別として、国政政党としての維新は絶対にダメだと喝!を出していました。


 代表が決定権・拒否権を握るシステムはナチの全権委任法につながる余地があり、今の維新を支持すれば民主主義が死ぬと書いてました。代表が任期三年と制限されていても、再選不可と書いていないから維新が国政で第一党を取れば、国政で最大与党となった瞬間、その党の全権を握る橋下が国政を独裁に持っていくまであと一歩、こうなったら民主主義にトドメが刺されると警鐘を鳴らしていました。


 しかし実質民主主義が死んでいる以上、もう独裁者しかないと思いますけどね。問題は橋下にその能力がないこと、今の日本の問題を解決する能力がないことだと思うんですけどね。いくらなんでも今の状況じゃ与党なんて程遠いですしね。政権とっても人気が沸騰することもなく、そのままで直ぐ支持率低下でポイ捨てのいつものルートになると思いますしね。


 よく、橋下や石原を独裁者に例える人いるけど、独裁者になれるとは到底思えない。ヒットラー並にハシモットーやイシハッラーになるには、彼のように経済危機を救う天才的手腕を発揮して、国民に絶対的な支持を受けなくてはいけない。そんな能力どう見てもないでしょう?


 現時点の言動見て外交手腕も優れていて、ラインラント進駐などでドイツを縛るヴェルサイユ体制の打破という悲願を達成したからこそ、彼はカリスマ足り得た。そんな外交手腕どう見てもない。どうも危機の打破から独裁者を求めて無能を担ぎ、結果混乱するという最悪の政治状況になりそうな気がしますけどね。