【維新・自民政権の戦争論】
 維新の公約徴兵制という珍論と憲法改正で戦争だ!戦争が起こる!みたいなことを言ってる人がいますけどそれはありえませんね。だいたいどこと戦争するのか?戦争したいからちょっとコンビニ行ってくる(ノシ)感覚で戦争ができるわけじゃありません。確かに橋下&石原さんには大丈夫か?という面がありますけど、戦争するわ~って出来る訳ありません。大体議会が承認しないだろうしね。

 まあ、今のままいくと単純にアメリカのケツ持ちというか子分として中東あたりの戦争に巻き込まれて、ホイホイ軍隊派遣するような方向にはいくでしょうけどね。恐ろしいのはソッチのほうだと思いますけどね。小泉、麻生以来アメリカ服従路線は一貫して変わらないですし、それを批判していない以上、そっちに流れるでしょう。

 大体、今の官僚制見て戦争できるわけ無いじゃん。福島の原発対応見てご覧なさい。あんな腐朽組織じゃ、戦争はじめた途端に、利権で動いて補給物資なり、補給ルートの国土整備なりで混乱してあっという間に自滅するよ。あ、そうか戦争を出来る国=軍事権をテコにした腐朽官僚制の打倒かな?

 外国の脅威を煽って、戦争をする!と言って政権を取る。戦争を名目に強力な権力基盤を整備して、国内の官僚を叩くと。なるほど、そういうのもあるのか。でも土台、現行の国際システム・力学を見ると、戦争ができないようになっていますからね。まず不可能ですね。

 
軍権を利用して官僚を叩くという改革案か。軍人っぽい発想でそれは面白いですけどね。戦争するまでに余裕で十年以上かかるし、そんなに権力保ってられないから無理でしょうしね。将来の独裁者のための基盤整理くらいにはなるかもしれませんが。

 維新・自民は期待できないですが、だからといってその批判は見当違いな批判です。むしろ基本的人権について弄ろうという方が危険。そっちにセンシティブな人間を煽って批判票を獲得しようという選挙戦術なんですかねぇ…?消費税増税は必要!って言われてコロッとなっちゃう国民が、一国平和主義なんて幻想と言われたら、同様にコロってなる気がしますけどね。


【人権擁護法案】
 週刊朝日VS橋下の一連のやり取りは人権委員会設置法成立への布石だという意見を見ました。なるほど、そうだとすると、反権力を売りにして本来同和とか部落とかに非常にセンシティブな朝日という会社がなんでそんなことを?といった疑問が解ける気もしますね。末端の方は売上で暴走したけど、ストップかけられる上の方は、まあそれはそれで利用できるからいいかと放置したと。


 なんかイギリスとかだとレイシズム的なツイートをすると人権擁護法みたいので捕まるようになっているらしいですね。日本もそんな感じになっていくのでしょうかね?また例の海外外圧のパターンなんですかねぇ。