欲しいものは何も無い

今持てる楽しみも、喜びも何も要りません。


俺には守るべきものなど何も無い。

守る力など毛頭ない。

無力な自分を受け入れることにしよう。


2年前。あの時。全てが終わったんだ。



今まで、共に楽しい思い出を作ってくれたみな、ありがとう。

俺のせいで不愉快な想いをしたことでしょう。イライラさせたことでしょう。

本当にごめんなさい。残念ながら面と向かって伝える勇気はありません。


願わくは、忘れてください。ただそれだけですわ。


仕事をリタイアしたあとに、思い出話に花を咲かせたいと

俺に何度も言ってくれた友よ。ごめん。

その願いはやっぱり叶えてやれない。


落ち込む俺に前向きな言葉をくれて、

今じゃ立派な家族を築いたと友よ。ごめん。

俺はちっちゃな人間だから、おまえの幸せを見届けることはできない。


今は病院にベットで必死に頑張っているともよ。ごめん。

お前より幸せな状況に居ながら、俺はどうしていいかわかんないよ。

合わせる顔がない・・・。


久々に再開した友よ。ごめん。

俺はあなたが思っているよりも駄目な人間なのです。

どうか、幸せになってください。


結婚して幸せな日々を送る後輩よ。ごめん。

あなたの式に出席させてもらったことは、

本当にうれしかった。

あの旦那さんが居れば、あなたは大丈夫です。

どうか世界一幸せな夫婦になってください。家庭を築いてください。


おまえには一番迷惑を掛けたな。

俺にはもはやおまえのことを思って行動できる力も心も無い。

おまえと一緒に居るときが、ホントにホントに楽しくて幸せだったよ。

でも、俺はおまえを不幸にも連れて行ってしまうからな。

きっともう会わない方が、いいんじゃないかなと思ったよ。

あなたはとても魅力的な人です。

もっと自信を持ってください。

どうか幸せに、楽しい人生を生きてください。

おまえと過ごした日々は本当に楽しかった。

ただただ、ありがとう。


親友よ。

おまえだけは、もう少しだけ俺と一緒に過ごしてくれないか。

俺が唯一、心から信頼できるのはおまえだけになっちまった。

もうほかに誰も信じられないし、頼れない。

邪魔はしないからさ。迷惑じゃなきゃ、たまには声を掛けてくれよ。



これから俺は、ひたすら仕事だけを考えて生きていきます。

この場所を失ったら、俺には何も残らないのです。



また逢える いつかどこかで・・・


そんな日が来たら・・・いいな。

そん時は、また昔みたいに、笑えると・・・いいな















なんだろなー。


自分が本当に大切だと思っていたものを、

ひとつひとつ・・少しずつ失っている気がしてならない。


大事にしてきたもの、それが無くなるというのは、辛い。

大事にして、失いたくないと思っているものほど、

自分の視界から消え去っていってしまうような気がして。

さびしいことこの上がないという気持ちでイッパイ。


唯一それを忘れさせてくれるのは、仕事だと思っていたけど。

手にした金の力じゃ空白は埋まらないことを痛感するし、

そんなものは要らないから、俺の大切なものを永遠に守って生きたい。


良い時も、悪いときも『永遠』なんてないことは痛いほど分かってる。

でも分かりたくないし、分からない。












僕らが歩んだ道には 確かに残る足跡

僕らが目指すあの道の先にはどこか懐かしい

香り有る場所がある 心の中で気付いているだろう?


また逢えるいつかどこかで

でも今はもう少しだけ...


あの日からずいぶんと時が経った。

何年前?と言われてももう覚えていない。

あの日ほど幸せな日があっただろうか。


二人で楽しい思い出もたくさん作った。

喧嘩をしてもう逢えないかもとも思った。

何度も不安な夜、そして夜明けを味わった。


そして今。俺はどうするべきなのか。

よくわからなくなってしまった。


会いたい。ただそれだけなのにな。

こんな時に、隣に居てくれて、話が出来たらよいのにな。


それから本当に信頼できる、尊敬できる人達と出会い、

充実した毎日をおくっていたのに、それを捨て去り、茨の道へ。

縁あって戻ったこの場所で楽しい毎日が待っていると思ってた。


でも現実は違うんだな。

2年前の自分が下した結論は、まさかの結末を連れてきた。


同じ場所なのに、虚無感を拭えない。

いつ刺されるだろう、いつ棄てられるだろう。

こんなビクビクして過ごすことになるとは思いもしなかった。


またいつか。この場所で。

俺はホントに楽しいと思える日が来るだろうか。

笑える日が来るだろうか。


今は誰一人、心から信じていない。

信じたくないし、信じられない。


それでも走り続けなきゃならない。

出口が見えない、ゴールが見えないままでも走り続ける。

涙つたう頬を拭いながら。


本当に大切なものをしっかりと守れると自信が持てる日がくるまで。