広告トラの巻 事務局長 奈 良 哲
3 好かれなければどうしようもない 塾は地域の人たちに 「好かれてナンボ」のビジネスである。
最後まで生き残れる塾は、子供の学力を上げられる塾でも、合格実績のある塾でもありません。それは、人気のある塾です。
人気があるかないかということは、なかなか数値化できません。なぜなら、人気は当然ながら、人の気持ちに(感情)にてって決定されるからです。それでも、人気は生徒募集においては、何より決定的なことです。
学力の向上や合格実績などははるかに超える塾選びの決定的な理由になります。大手の進学塾が、合格実績を強調した広告を掲載しても、少し知恵のある父母なら「ももと生徒のカ数が多いのだから、合格者が多いのは当然」と考えます。
また、中小の塾が多いのは当然」と考えます。また、中小の塾が「3人に1人が有名校に合格!」と合格率の高いことを強調しても、その合格率が塾のなかで高いのかどうかさえ分かりません。
すべては、広告を受け取る人の「気持ち」次第です。すべてに優先されるのは、人の気持ち=人気です。人の気持ち=人気ほど恐ろしいものはありません。