広告トラの巻 事務局長 奈良 哲
1 元気がない
(不況に完全にギブアップしている塾)
先日、A塾長ははっきりと言われました。「塾は中身じゃない、勢いだ」と。このシンプルな言葉は実に名言です。マーケティング上の勝ち組の共通点は、どうでもいいような細部に拘らず、中心的なコンセプトだけを強く大胆にパフォーマンスしてることです。
細かい、どうでもいいような事柄に一日中神経質に拘りつづけ、暗い顔をしてくよくよ悩み続ける塾にはまったく塾の元気さ・塾の勢いというものがありません。どうしたら損をしないで済むかより、どうしたらより利益を上げられるかを考えるのが経営者の仕事です。
損をしないで済む方法は簡単です。今すぐ塾をやめれば、これ以上のリスクもありませんし、少なくともこれ以上損することはありません。神経質な人間は、考えているのではなく、ただ単に心配しているだけです。
びくびくと先を心配している塾は当然ながら元気も、勢いもありません。元気も、勢いもない塾みは誰も魅力を感じませんから、また当然ながら生徒は集まりません。生徒が集まらなければ必ず塾は潰れます。「すべて商売は勢いだ!」これは真実です。