ジェットストリーム
今宵おともします
ジョー山中 です
母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?
ええ、夏 碓井から霧積へ行くみちで、
渓谷へ落としたあの麦稈帽子ですよ。
それでは↓こちらをどうぞ
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おちこぼれジャズマンの悔い無き人生(矢口幸信物語)
文責 板東弘道
さて、矢口先生の進駐軍のキャンプ回りに纏わる話は際限なくあり、たいへんおもしろいネタが多いが、その中でもジャズの曲を覚えるための苦労話は特に現代を感じさせる興味深いものだ。
現代のようにレコード、CDや曲集などが無かった当時、矢口先生達バンドマンは曲を覚えることが何といっても大変な作業となっている。
ジャズという音楽は元来、譜面だけではその曲の細かい調子、ノリなどのニュアンスを正確に記録することができない。
1945年に第二次大戦が終わり、アメリカでは景気が上向き、その間、録音技術が飛躍的に向上し、30センチのLPレコードが普及、数々の名曲がレコード化された。
それらの曲の演奏が吹き込まれたジャズの記録(レコードやテープなど)を聞くのが曲を覚えるのに一番良い手段であるのだ。
つづく・・・