思えば映画館に足を運んだのは今まで両手で数えるほど…
中学生の頃、リメイクされたドラえもん「のび太の恐竜」を観に行ったのが初めてのスクリーンでした。
次いで地元岡山県で撮影された釣りバカ日誌と「バッテリー」、横山秀夫原作の「出口のない海」、それから県民共済のイベントで当たった「子ぎつねヘレン」とレンタルビデオの「フラガール」この二本はよかった。
あとはアニメで「カーズ」と「カーズ2」…それぐらいかなぁ。
バッテリーは原作を擦り切れるほど読んだので大いに期待して映画を観、出口のない海は映画の帰りに文庫本を買って帰ってこちらも一冊バラバラになるぐらい読みました。
そうそう、のび太の恐竜も当時は本こそ持っていなかったものの何度となく読み返した漫画です。
いずれにしても映画と原作をどちらも知ったものに関しては、映画って感動しないなぁ…と云う印象が個人的にはあります。映画好きの人には申し訳ないのですが…
活字や漫画のほうがぼくにはすんなりと入ってくるようです。
あ、「逆襲のシャア」は別。あれはアニメがいちばんです…そうか、あれは原作だからか。
でもファーストはThe ORIGIN のほうがいいんだよなぁ…
さておき。
観た映画はと云うと、かの有名なスピルバーグ監督のデビュー作。
ご存知、邦題を激突と云います。
今さらぼくがあらすじを書いても仕方がないほどの名作ですね。
ホラーファンではありませんが(そもそも映画があまり好きじゃないので)、基本的にフィクションに関しては趣味は悪いので、こんな不条理劇は大好物です。ラストシーンの虚脱感もまた絶品。
錆だらけの巨大なトレーラーは理由のない狂気、もしくは恐怖の象徴ととらえることもできますね。
このトレーラーが海にいたらそのまんまジョーズ、と云う意見も見ました。ナルホド。
おそらく観ることはないけれど、イメージは掴めました(笑)スピルバーグってこんなんばっかりなの?
さて、当然避けては通れない暴走運転の話です。
ぼくはどちらかと云うと(特にクルマに乗ると)プライドが高いほうなので、正直云ってトレーラーの気持ち、わからんでもないなぁ…とも思います。殺人鬼としてではなく、いちドライバーとして。
もちろんこの場合はやりすぎだけどね。
冒頭のトレーラーを初めて追い越した後のシーンでは、デヴィッド・マン(主人公)に不満もあります。
もっと運転に集中しなきゃ…スピードメーターもバックミラーもよく見て !と少し腹が立ちます。
ハイウェイを長距離走るなら、速度を一定に保つのは基本中の基本なのに(1960年代の乗用車の性能を差し引いたとしても)、「気を抜くとすぐ40マイル」なんて台詞も。
そもそもあんなにゆっくり 走ってたトレーラーが急に追いついてきたのに、いきなり追い越しをかけてくるまで気がつかないってどーなのよ。ミラーぜんぜん見てないの?
とまぁ、ダメ出しはそれぐらいにしますか。
云いたいことはまだまだあるけれど…
特筆すべきはトレーラーの運転手、と云うのもこれだけ振り回すにはいささか手に余る代物だと思うからです。大型の経験はないけれど、撮影用(追跡用?)に空荷で走っていたにしても。
スタントマンのキャリー・ロフティンでしたっけ?左腕と靴しか出番がない不気味さはさておき(笑)
終盤の曲がりくねった道を追いかけてくるシーン(とりわけミラー越しの映像)を観ると、見事に横Gを逃がしつつ直線的に立ち上がってきて、まるでレース中継を観ているよう。
トレーラーのオンボード映像がもっと観たい(笑)
実は映画に愛想を尽かし、最後にこれだけ観ておこうと思って親に借りてもらった一本でした。
大いに満足して、さぁ映画鎖国!と思った矢先…
石川梵監督がラマレラの鯨漁を映画に撮ると云う話が聞こえてきました!う〜む。これは観たい(笑)
とりあえずアニメとドキュメンタリーは出島としておきましょうか(笑)
