米調査会社オートデータは2日、米国の9月の新車販売台数が前年同月比約13%増の118万台だったと発表した。前年同月比でのプラスは16カ月連続。米景気の先行きには不透明感も漂うが、米自動車市場は着実に回復を続けている。

 このペースで1年間、販売が続いたと想定した年換算は1494万台となり、2008年9月のリーマン・ショック以前とほぼ同じ水準だった。年換算が1400万の大台を上回るのは、4カ月連続。米連邦準備制度理事会(FRB)の超低金利政策により、自動車ローン金利も下がっているため、消費者が車を買いやすくなっている。

 全体を引っ張ったのは、主力のハイブリッド車(HV)やセダン型の販売が好調だったトヨタ自動車とホンダの日本メーカー2社。1年前は東日本大震災の影響が長引き、在庫の不足に苦しんだが、通常の生産を取り戻し、3~4割増となった。3位のトヨタは2位フォード・モーターに約3千台差まで迫った。大規模リコール(回収・無償修理)などの影響でトヨタは10年4月に3位に転落して以降、米国市場ではフォードを上回っていない。