トヨタ自動車は27日、富士重工業と共同開発した小型スポーツカー「86(ハチロク)」(排気量2リットル)の試作車を初公開した。来春に発売する。トヨタブランドのスポーツカーは1999年の「MR—S」以来13年ぶり。200万~300万円程度と手頃な価格で売り出し、若者の「クルマ離れ」を食い止める。

 車名は、80年代に型式名の「ハチロク」の愛称で親しまれたスポーツカー「カローラレビン」「スプリンタートレノ」から受け継いだ。富士スピードウェイで車を披露した豊田章男社長は「ワクワクドキドキする車は品ぞろえの中に絶対必要。車好きの人に楽しんでほしい」と語った。

 企画やデザインはトヨタが担当し、水平対向型エンジンは独自技術を持つ富士重が設計した。生産は富士重の本工場(群馬県太田市)で行う。日本だけでなく世界各国で発売する。