自動車大手が25日発表した6月の国内生産台数は、8社のうち2社が前年同月を上回り、残る6社も減少幅が縮小した。東日本大震災後の部品不足による落ち込みからの回復が鮮明だ。
5月に前年比増に転じた日産自動車と三菱自動車は、6月も増えた。5月は前年比で半減したトヨタ自動車も、6月は2割程度の落ち込みにとどまった。マツダやダイハツ工業もほぼ前年並みとなった。
震災前から比較的多くの部品を調達していた日産や、中部地方より西に生産拠点を置き、部品調達先も西日本に多いメーカーの回復が早い。
関東に拠点があるホンダや富士重工業の落ち込みは大きいが、ホンダは6月下旬から通常の生産水準に戻り、富士重も7月から前年の8割のペースとなる見通しだ。
大手各社は減産分を取り戻すため、年度後半にかけて増産する。今月から一部メーカーが休日出勤を始め、増産に合わせて期間従業員も増やしている。
5月に前年比増に転じた日産自動車と三菱自動車は、6月も増えた。5月は前年比で半減したトヨタ自動車も、6月は2割程度の落ち込みにとどまった。マツダやダイハツ工業もほぼ前年並みとなった。
震災前から比較的多くの部品を調達していた日産や、中部地方より西に生産拠点を置き、部品調達先も西日本に多いメーカーの回復が早い。
関東に拠点があるホンダや富士重工業の落ち込みは大きいが、ホンダは6月下旬から通常の生産水準に戻り、富士重も7月から前年の8割のペースとなる見通しだ。
大手各社は減産分を取り戻すため、年度後半にかけて増産する。今月から一部メーカーが休日出勤を始め、増産に合わせて期間従業員も増やしている。