こんばんわ。
花王のエコナが他人事とは思えなかったので今回はそれについて。
大きく分けて3つの点から。
・花王の対応
・マスコミの対応
・認証方法について
まず一点目
花王の対応について
私の会社は食品メーカーではないのであれですが、
食品ってほんと独特な世界だと思います。
安全性には死ぬほど気を使い、
消費者の声にも死ぬほど気を使い、
価格競争で死にそうになり、
何か起きると死ぬほど叩かれるのです。
個人的に食品会社も受けてたんですが、ここまで神経擦り減らせたくないなーと思ってやめました。
今回の花王の対応は、そういう意味で食品会社としては十分合格な対応なのではないかと思うのです。これだけで数百億規模の損害出てる・今後出るはずですし。
まだ発がん性かどうかもわからない「疑惑」ですから、出荷停止はかなり妥当な判断かな、と。
ただ、「全品回収」しても良かったかもです。
最近あまりに不祥事による全品回収が多いので自粛したのかもしれませんが・・・
次にマスコミの対応について
いつものことでうんざりなんですが、疑惑の渦中がEUならせめてEUの担当者か誰かに英語インタビューくらいすべきだと思うのです。なんで日本の「専門家」レベルへのインタビューやパネルディスカッションで済ませてしまうのか。
20年前ならいざ知らず、今や遠隔地でのインタビューなんてお手のものでしょう。実際、ABCのチャールズ・ギブソンという名司会者は最近、パレスチナ問題でイスラエルのネタニヤフ大統領に直撃インタビューしてました。
「わからんなら、本人に確認」が一番手っ取り早いと思うんですが。それもしないで、終始日本での議論にとどまるマスコミが不思議です。彼らの情報は、花王のエンドユーザーにダイレクトに伝わるというのに。
最後に認証方法について
私も最近巻き込まれているのであれですが、ある機関の”規制”は注意が必要です。
たとえばEU。
しばしば誤解しますが、EUはまだ完全な連合体ではありません。
EU全体で態度を決めることも増えていますが、個々のレベルでの規制などは各国、各省庁に一任されていることもあります。かなーり「ダブルスタンダード」がまかりとおっているという個人的な印象です。
たとえばAという基準があったとして、
AはEU加盟国のどこかの省庁の認可を受ければOKで、EUの規格を満たす、ということができたりします。
あるいは、どこかの認可が下りなければそれだけで”EU”の規格から漏れる。あるいは、外れることがあります。
”EU”という全体の規格が、”各国”の試験で判断されることがあるのです。それも、統一基準もないままに。
まあ、今回は2000年のIARC資料が基らしいので、ここまでのことはないでしょうが、規制がある=犯人だ!というのはちょっと立ち止まって考えたほうがいいかもしれません。
ちなみにこの分類、評価方法。なんやかんやで割とあいまいです。今回問題になった物質は2A”たぶんあるだろう”
※参考サイト
◆International Agency for Research on Cancer
国際がん研究機関 IARC 公式サイト
◆Lists of IARC Evaluations
IARC評価リスト
◆http://www.kepco.co.jp/emf-k/senmon/iarc.htm
関西電力 国際がん研究機関(IARC)の発ガン性評価方法
※引用:http://www.weblio.jp/content/IARC
人体実験はどう考えてもできないでしょうし、仕方ないっちゃあ仕方ないんですが・・・
さてさてどう転ぶやら、という感じでしょうか。