- イン・ザ・プール (文春文庫)/奥田 英朗
- ¥530
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日常の違和感
増幅される感情
不可思議な精神科医
一定の結末
変人精神科医とその患者たちの物語です。
精神科医の小説っていうとこう、がっつり変な人ってイメージなんですが、
これに出てくる患者は、普通の人の「あるある」が暴走した人たち。
たばこの火が消えたか確認しないと気が済まない
いつでもだれかに見られている気がする
携帯が手放せない、いつも誰かとつながっていたい
こんな「あるある」を精神科医の伊良部が巧みにさばいていく・・・なら普通なんですが、
精神科医自体も変人で、Going my wayだから話がどう進むかさっぱりわからない小説になっています。
短編形式でどこからでも読めるので、苦手っぽい部分は飛ばし読みをお薦めします。
そして、この本自体もすごく面白いです。不思議な後味の本でした。次の巻も読むぞ!!