おっもーーーーーーーーい

というわけで現象学探偵矢吹駆のシリーズ第二弾です。

第二弾なんですが、一弾で思いっきり出た「現象学」は影をひそめ、

よりミステリーに近い内容で色濃くまとまっています。


ただ、相変わらずの主人公の気障っぷりは健在で、

高慢と自己愛が売りのフランス人主人公(偏見120%)をして「気障」といわしめる感じです。近くにいたら殴りたい


そんなあれですが、語り手がフランス人の女性であるためか、その視点から終始描かれ、装丁にもそれが反映されているあたり世界観の作りこみが半端ないです。

たとえば、登場人物紹介で各人物が紹介されるなか、矢吹だけは



矢吹駆




と、完全に何も書いてない感じ。

主人公の中での彼の位置づけの微妙さというか、そういうのがもう!!もう!!



ほんとにこのシリーズはお薦めです。ただし、内容はかなり濃いのでご注意あれ。

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