TBSのドラマ「半沢直樹」が今回も大ヒットしている模様。
銀行ではないけれど、金融機関に勤めている自分にとっては
共感できるシチュエーションは非常に多く、録画で何度も見ている。
(さすがにオーバーな表現も多いなとは思うけど・・・そこはTVショーなので)
ところで上司や他の勢力に真っ向から勝負し続ける半沢に対し、
「そんなに大変なら転職すれば良いのに」
とコメントする人も最近多いそうな。
転職がそれだけ一般的になったということなのだろうが、
"大変なら辞めてしまえ"というのは、彼の状況を理解していないだろう。
前シリーズを見ていないとわからないことだが、
要は彼は「父を自殺に追い込んだ東京中央銀行という組織を変えたい!」(ドラマ版の場合)
という信念と覚悟を持って働いているのであり、
転職してしまっては全く意味がないのである。
このドラマに限らず、頑張る人に対して
「何でそんなに頑張るの?」、「そんなことどうでもいいじゃないか」、「もっと気楽に構えてればいいのに」
という言葉が掛けられることが多い。
しかし信念と覚悟を持ってやっている人には、これらの問いは無駄である。
「何で?やると決めたからだ」 ・・・そんなところだろう。
信念と覚悟を持っていると頑張るのは当たり前であり
もはやその要否や理由を考える必要など無いことなのである。
何か目標を持って取り組む、成果を上げることを目指すというのはそういうことであり、
案外そうしているほうが精神的には楽だったりするというのが、自分の経験からも思うところだ。