終戦の日に想う | driveroneのブログ

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金曜ロードショー「硫黄島からの手紙」でしたね。

戦争ってどんなものなのか、よくわかった気がします。


戦争とはいかに理不尽で、いかに死と隣り合わせなのか。

20年30年生きてきた男達。その決して短くない歴史がほんの一瞬の出来事で次々と吹き飛んで行ってしまう。


日本にとっては歴史上の出来事で、正直実感ないのだけれど、今も地球上のいろんなところでこうした戦闘は繰り返されているのだと思うとやりきれない思いになる。

そんな人々も戦いが好きでやってるわけではなくて、何かを守るために、そして守ってきたものを奪われた憤りと復讐のために駆り立てられているのだ。

戦争に関わったことがない人は「戦争なんてバカなことを・・・」と簡単に言うが、日本国内でだって殺人事件が起きれば被害者家族は「犯人を殺してやりたい」と復讐心に燃える。こうした感情は誰にでも生まれ得るものであって、当たり前のことなのであって、我々もいつそういった状況に飲み込まれるかはわからない。復讐の連鎖が戦争を生む。


つまり我々は今、ただただ状況的に運が良いだけなのだと思います。



戦争ではないけれど、先日F1ドライバーのレース中の事故死について調べる機会があった。

近年では1994年のアイルトン・セナ以降は出ていないが、1980年代前半までは1~2年に1人は誰かが死んでいた。

1977年の南アフリカGPでは、F1マシンがコース係員を轢き殺すというセンセーショナルな事故が発生した。ひいたドライバーは係員が持っていた消火器が顔面に衝突して死亡。ひかれた側は、上半身と下半身が真っ二つに引き裂かれ即死。何とその瞬間の映像がYou Tubeにアップされている。

今の日本のテレビであれば明らかに放送禁止であろう。非常に衝撃的な映像だったが、思えば戦争となればこんなことが目の前で日常的に連続的に発生することになる。

これほどの実感をもって語れる日本人はあまりいないだろう。

逆にその実感もなしに戦争を推進する人々もいるというのは非常に恐ろしさを感じる。


現代も様々に理不尽なことが多い世の中ではあるものの、まず生きる前提が概ね確保されていることを改めて喜ぶ必要があると思った。

そしてある瞬間に呆気なく終わってしまうかも知れない生命なのだから、もっとしっかり生きることを誓わねばなるまい。