自動車教習所で免許を取得する際には、必ず適性検査が行われます。免許を取得する際の大切な検査になりますので、どういったものかを知っておきましょう。
自動車教習所での適性検査ってどんなことをするの?
教習所では、免許を取得するために実技・学科の2種類の教習を受講しますが、その前に「適性検査」を行います。検査の内容は、視力検査・色彩判別能力・聴力検査などで、基準に達していないと教習を受けることができません。
例えば、視力検査の基準は、運転免許の種類によって異なりますが、普通第一種免許の場合、両眼0.7以上・片眼0.3以上が求められます。
もし片眼が0.3未満である場合には、もう一つの眼の視力が0.7以上、且つ視野が左右150度以上なければいけません。
なお、その視力に満たない場合、運転時に必ず眼鏡やコンタクトの使用が義務付けられます。
視力検査の詳細については、以下のページを参考にしてみましょう。
身体条件については、障がいや持病を持っていると運転できない可能性があるので、以下のページを参考にし、事前に入校条件を満たしているか確認しておくと良いでしょう。
運動能力と運転適性の検査
運動能力検査では、基本的な運転の動作をするにあたり、体の障がいがないかをチェックします。障がいを持っていたとしても、補助手段により問題なくハンドル操作などができれば教習を受けることが可能です。
運転適性検査では、アンケート形式で行うもので、運転に際して自分にどのような癖があるのかをチェックします。多くの教習所で採用されているのが「警視庁方式運転適性検査K型」というテストで、以下の11項目について自分の性格や癖を知ることができます。1から4までは行動について、5から10は性格についての項目です。
行動について
1.状況判断力
2.動作の正確性
3.動作の速さ
4.行動抑止性
性格について
5.神経質傾向
6.回帰性…気分屋で気が変わりやすいかどうか
7.感情高揚性…気持ちが高ぶってくるとペースを乱してしまいがちかどうか
8.攻撃性
9.自己顕示性…攻撃性や自己顕示性が強いというのは挑発に乗りやすい性格であるほか、自分の運転技術を見せびらかしたい、という性格
10.非協調性…マイペースで自己中心的かどうか
11.情緒安定性
これらの性格の総合評価が、11番の情緒安定性の得点にあらわれてきます。
運転適性検査は「試験」ではないので落ちることはない
運転適性検査では、教習を受ける前に「自分がどのくらい運転に向いているのか」どんな性格なのかを知ることができます。
良い結果であっても悪い結果であっても入校できないということはなく、自分の性格を理解し、注意しながら運転できるようにするのが目的です。
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※情報引用元 I.S.免許センター 免許の匠
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